はじめに|被災時「なくて困ったもの」を事前に備えよう
地震・台風・豪雨・停電などの災害が発生すると、ライフラインが停止し、普段当たり前に使えるものが手に入らなくなる ことがあります。
避難生活や在宅避難の経験者からは、「これがあれば助かった」「意外となくて困った」 という声が多く寄せられています。
本記事では、実際の被災経験をもとに、あると便利なアイテムや備蓄のポイント について詳しく解説します。
1. 衛生用品・トイレ関連で困ったもの
水が使えず、衛生管理ができない
- ウェットティッシュ・ボディシート(手洗いできないときの代替)
- 除菌アルコール(手指・物品の消毒)
- ドライシャンプー(髪を洗えないときに便利)
トイレ問題が深刻に
- 携帯トイレ(避難所や自宅でトイレが使えないときに)
- 消臭袋(排泄物の処理に必須)
- トイレットペーパー・おしり拭き(供給不足になりやすい)
代替策や備蓄のポイント
- 簡易トイレを1人あたり5日分以上確保する
- ウェットティッシュ・ボディシートを多めにストック
- 汚物を処理できる袋を用意しておく
2. 食料・飲料で困ったもの
水や食品がすぐに手に入らない
- 飲料水(1人1日3Lの備蓄が必要)
- スポーツドリンク(脱水・熱中症対策に)
- 紙パックの野菜ジュース(ビタミン補給に役立つ)
調理不要の食品が不足
- レトルト食品(カレー・親子丼・シチューなど)
- アルファ米(お湯・水で戻せるご飯)
- 缶詰(ツナ・サバ・フルーツなど)
代替策や備蓄のポイント
- 最低3日分、できれば1週間分の食料を備える
- 火を使わなくても食べられる食品を優先する
- 飽きないように種類を増やす(スープ・スナックも◎)
3. 照明・電源関連で困ったもの
停電で明かりがなくなる
- LEDランタン(懐中電灯より広範囲を照らせる)
- ソーラーライト(充電不要で夜間も安心)
- ろうそく・キャンドル(長時間使えるが火災には注意)
スマホや家電の充電ができない
- モバイルバッテリー(最低10,000mAh以上)
- 手回し充電器(電池がなくても発電できる)
- ポータブル電源(長時間の停電に備える)
代替策や備蓄のポイント
- モバイルバッテリーは2台以上用意し、こまめに充電する
- 電池式ランタンを1つ備えておく
- 懐中電灯は家族1人につき1本確保
4. 防寒・防暑対策で困ったもの
冬の寒さが厳しい
- 使い捨てカイロ(1週間分は備えておく)
- 防寒シート(アルミシートで体温を逃さない)
- 厚手の靴下・手袋(冷え対策に)
夏の暑さと熱中症対策
- 冷却シート・冷却スプレー(体温を下げる)
- うちわ・ハンディ扇風機(停電時に役立つ)
- 遮光シート(窓に貼って室温上昇を防ぐ)
代替策や備蓄のポイント
- 防寒・防暑グッズを季節ごとに見直して備える
- 夏は氷を作れる環境を確保(保冷剤を活用)
- 冬はカイロを多めにストックしておく
5. 生活・その他で困ったもの
衣類・洗濯関連
- 下着・靴下の替え(洗濯ができないため予備必須)
- 速乾タオル(コンパクトで軽量)
- 圧縮袋(衣類を小さく収納可能)
便利グッズ
- ラップ・アルミホイル(食器を汚さない工夫に)
- ビニール袋(ごみ処理・防水カバー代わり)
- ガムテープ(補修・防水加工に活用)
代替策や備蓄のポイント
- 下着・靴下は最低3日分を準備
- ゴミ袋やジップロックは多用途に使えるので多めに備える
- ラップは食器に巻いて洗わずに使えるようにする
6. まとめ|被災時「なくて困ったもの」を事前に準備しよう
被災時は、普段の生活とは異なり、ちょっとした不便がストレスにつながります。
事前に備えるべきポイント
- 衛生用品・トイレ用品は最低1週間分確保
- 食料・飲料は調理不要なものを優先してストック
- 停電対策として照明・電源グッズを準備
- 防寒・防暑グッズは季節に合わせて見直す
- 衣類・生活用品もリストアップして用意する
今すぐ防災リュックの中身をチェックし、必要なものを追加しましょう!