【小学生向けに解説】月の満ち欠けはどうして起こる?小学生向けに解説

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おもしろ雑学

夜空を見上げてみると、まんまるの満月や、バナナのような三日月、半分だけ光る半月など、月の形が毎日変わっていることに気づきますよね。どうして月はいつも同じ形じゃないのでしょう?

今回は、小学生のみなさんに「月の満ち欠け」のひみつをたっぷり、わかりやすく説明します。月の形が変わる理由や、観察を楽しむコツ、月と私たちのくらしの関係、さらに自由研究や豆知識まで盛り込み、読みごたえのある内容にしています。


月の満ち欠けってなに?毎日変わる月のふしぎを知ろう

毎日ちがう月の形に注目しよう

夜ごとに月を見ていると、「今日はまんまる」「昨日は細い三日月だった」と気づくことがあります。月の形が少しずつ変わる現象を「月の満ち欠け」といいます。この満ち欠けは世界中どこでも見ることができ、日本だけでなく昔から人々の生活や文化と深く関わってきました。

満ち欠けの名前を覚えよう

新月(しんげつ)、三日月(みかづき)、上弦の月(じょうげんのつき)、満月(まんげつ)、下弦の月(かげんのつき)など、月の形にはさまざまな名前があります。さらに「十三夜」「十六夜(いざよい)」「有明月」など、昔の日本にはユニークな月の名前がたくさん!いろんな形を観察しながら、少しずつ名前を覚えてみましょう。

月の満ち欠けとカレンダーの関係

月の満ち欠けは約29.5日ごとに一回りします。これは「一か月」の語源でもあります。世界の多くの暦(こよみ)も、もともと月の満ち欠けをもとに作られたのです。

満ち欠けと季節・年中行事

お月見や十五夜、収穫祭など、日本の年中行事やお祭りも、月の満ち欠けと深くつながっています。月の形を意識して暮らしや文化を楽しむのもおすすめです。


月の満ち欠けはなぜ起こる?太陽と地球と月の関係

月は実はいつも丸い!

月は本当はいつもまんまるな形をしています。でも、見える部分が変わることで、いろいろな形に見えるのです。

太陽の光が月を照らしている

月は自分では光りません。太陽の光を受けて、その光が地球から見える位置に反射しています。月のどの部分が光るかは、地球・月・太陽の並び方で決まります。

満ち欠けは“光と影”のいたずら

月の満ち欠けは、月が地球のまわりを回ることによって、太陽の光が当たる部分と影になる部分が毎日少しずつ変わることで起こります。新月のときは、太陽と月と地球がほぼ一直線になるため、地球からは光っている面が見えず真っ暗。満月のときは、月が地球の反対側にあり、光る面が全部見えます。

地球・月・太陽の位置がポイント

地球から見て、月と太陽がどこにあるかによって、月の形(満ち欠け)が変わるのです。日中の青空でも薄く月が見えることもあり、時間や方角によっても見え方が違います。


月の形とよび方をさらに詳しく!

新月から三日月、上弦の月へ

新月は月がまったく見えない状態。そのあと数日して、細い三日月が現れます。さらに日が経つごとに月が太くなり、「上弦の月」(右半分が光っている)になります。

満月から下弦の月、そして新月に戻る

上弦の月のあと、月はどんどんふくらみ、やがて「満月」となります。満月は夜空でひときわ明るく、とても目立ちます。その後は少しずつ細くなり、「下弦の月」(左半分が光っている)、さらに三日月の形になって、また新月に戻ります。

旧暦や各国の呼び方・文化

日本だけでなく、世界中に月の満ち欠けにまつわる伝説や呼び名、月の神話やお祭りがあります。外国の満月の名前や、昔のカレンダーなどを調べてみるのも面白い発見があります。

月の満ち欠けは毎日変化

月の形は毎日少しずつ変わるので、観察ノートやスケッチで記録してみると、だんだん変わる様子がよくわかります。


月の満ち欠けを観察して楽しもう!コツとアイデア

観察ノートやスケッチブックを作ろう

毎日同じ時間に月を見て、その形や明るさ、どこに見えたかを記録してみましょう。色鉛筆やカメラを使って、月の満ち欠けを自分だけの図鑑にするのもおすすめです。

月の出る時間・方角にも注目

月は毎日出てくる時間や場所(方角)が変わります。カレンダーや天体アプリで月の出・入りの時間を調べて観察してみましょう。

模型・実験で満ち欠けを体感しよう

発泡スチロールのボールとライトで、部屋の中に地球・月・太陽の位置を再現し、光の当たり方で満ち欠けがどう見えるかを確かめてみましょう。友だちや家族と「月の劇」をするのも楽しい実験です。

カメラやアプリで連続観察

デジカメやスマホのアプリを使い、1か月間毎日月を撮影してアルバムを作るのも自由研究にぴったり。アプリで満ち欠けや満月・新月の日を調べて観察してみよう。

天体望遠鏡や双眼鏡でもっと観察

満月や半月のときは、月のクレーターや山脈もよく見えます。天体望遠鏡や双眼鏡で月をじっくり観察してみましょう。

月と星座・惑星の共演もチェック

月の近くに明るい星や惑星(木星・金星など)が見える日もあります。星座早見表や天体アプリで月と星の位置を調べ、夜空の変化を楽しみましょう。


月の満ち欠けにまつわる雑学・まとめ

月の形よび名どんなとき?ポイントや豆知識
真っ暗新月月が地球と太陽の間にあるとき月は見えない。潮の満ち引きが大きくなる日も多い
細い三日月三日月新月から2~3日後夕方の西の空に見える。願い事をする国もある
半分の月上弦の月新月から約1週間後右半分が光る。昼過ぎに出て夜に南の空で見える
まんまる満月満月新月から約2週間後一晩中明るく、古くから祭りや農作業の目安にされた
半分の月下弦の月満月から約3週間後左半分が光る。明け方の空で見えやすい
細い月かけていく三日月下弦の月から新月に向かう途中朝方の東の空に見える。細い月にまつわる詩や伝説も多い
十三夜十三夜の月満月の次にほぼまんまるな月日本では「後の月見」とも呼ばれる。和菓子を食べる風習も
有明月有明の月明け方でも空に残る月夜明けまで見えることからこの名前がついた

【まとめ】

月の満ち欠けは、太陽の光を受けて光る月と地球の位置関係によって、毎日少しずつ形が変わる自然の不思議な現象です。形ごとに名前があり、昔から暮らしや文化と深くつながってきました。観察ノートや模型づくり、写真撮影、実験、歴史や行事の調べ学習など、月をきっかけにたくさんの発見ができるはずです。夜空を見上げて、毎日違う月の姿や美しさ、そこにある科学や物語をぜひ楽しんでください!

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