「風水害が起こりやすい県はどこですか」と聞かれると、順位だけ知りたくなります。
ただ、実際に知りたいのはそれだけではないはずです。自分の県は上位なのか、台風と豪雨のどちらを強く警戒すべきか、そして家では何を先に備えればよいのか。そこまで見えて初めて、検索した意味が出てきます。
日本は四方を海に囲まれ、しかも山が多く、川は急で、平野部には人とインフラが集中しています。台風が来れば暴風だけでなく豪雨、洪水、高潮、土砂災害、停電、交通まひが重なりやすい国です。しかも危険は全国一律ではありません。台風の通り道に近い県、太平洋側の多雨地域、複雑な海岸線を持つ県、急な斜面が多い県、都市部の低地が広い県では、生活被害の出方がかなり違います。
この記事では、風水害が起こりやすい県を実用目線でランキング化しつつ、順位を眺めて終わらないように、「なぜ上位なのか」「自分の家ではどう判断するのか」まで落とし込みます。前半で答えを返し、後半で比較、失敗例、家庭別の考え方、見直し方まで整理します。
結論|この記事の答え
先に結論を言います。
編集部の実用ランキングとして、風水害の複合リスクを家庭目線で並べるなら、1位 沖縄県、2位 鹿児島県、3位 高知県、4位 長崎県、5位 静岡県という並びが使いやすいです。理由は、台風の接近や上陸のしやすさ、豪雨の多さ、高潮や浸水の起きやすさ、土砂災害の起こりやすい地形、そして停電や孤立を含む生活被害の重なり方が強いからです。沖縄は本土より台風接近数の平年値が多く、鹿児島は台風上陸数が都道府県で最多、高知は太平洋側の多雨地域として知られ、長崎は台風上陸数が多く高潮浸水想定区域の整備対象、静岡は台風に伴う大雨で統計開始以来最大級の水害被害が出た実績があります。
ただし、ここで必ず押さえたいのは、県ランキングだけで自宅の危険度は決まらないことです。
同じ県でも、海に近いのか、川のそばか、谷筋か、高台か、集合住宅の上層階かで危険は変わります。たとえば静岡県でも、土砂を先に考える家と、内水氾濫を先に考える家では対策が違います。長崎県でも、高潮を強く意識する沿岸低地と、強風による停電や道路寸断を意識する地域では優先順位が変わります。県ランキングは入口として便利ですが、最後は必ず自宅のハザードマップに引き直す必要があります。
では、何を備えるべきか。
迷ったら、最初に押さえるのはこの6つです。水、食料、簡易トイレ、照明、スマホ充電、そしてハザードマップ確認です。目安としては、水は1人1日3Lを最低3日分、食料は加熱しなくても食べやすいものを3日分、簡易トイレは1人1日5回を目安に3日分あると、風水害後の停電や断水にも対応しやすくなります。国土交通省の水害統計関連資料や高潮浸水想定区域データ、気象庁の土砂キキクルや台風統計を見ても、風水害は水・停電・移動困難が重なりやすく、避難する場合も在宅継続する場合も、この共通備えが土台になります。
判断フレームを先に置くと、次のようになります。
「沿岸部や河口近くに住む人」はA。高潮と浸水を先に考える。
「山沿い、谷筋、造成地の近くに住む人」はB。土砂災害を先に考える。
「都市部の低地や地下利用が多い人」はC。内水氾濫と停電を先に考える。
「迷ったら」D。まずは水、簡易トイレ、照明、充電、避難先の確認。この5つからでよいです。
この整理ができると、ランキングを見ても「うちは結局何をするのか」が決まりやすくなります。
風水害が起こりやすい県ランキング|順位だけ先に知りたい人へ
ここで、記事全体の軸になるランキングを先に示します。
あくまで公的機関が出している単一の“公式順位”ではなく、気象庁の台風統計、国土交通省の高潮浸水想定区域や水害被害統計、地形と生活被害の出やすさをもとにした、家庭向けの実用ランキングです。数字を覚えるためではなく、「なぜその県が上位になりやすいか」をつかむために使ってください。
| 順位 | 県名 | 主に重いリスク | 上位になりやすい理由 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 沖縄県 | 台風、暴風、高潮、長期停電 | 台風接近数が本土平均より多く、強い勢力のまま影響を受けやすい |
| 2位 | 鹿児島県 | 台風、豪雨、土砂、停電 | 台風上陸数が都道府県最多で、九州南部の接近も多い |
| 3位 | 高知県 | 豪雨、洪水、台風、土砂 | 太平洋側の多雨地域で、台風上陸数も上位 |
| 4位 | 長崎県 | 強風、高潮、豪雨、停電 | 台風上陸数が多く、沿岸浸水を考えやすい地形条件 |
| 5位 | 静岡県 | 豪雨、洪水、土砂、台風 | 台風上陸数上位で、近年の大規模水害被害が大きい |
この順位は、「どの県が一番危ないか」を断定するためのものではありません。
和歌山県や宮崎県、熊本県のように、十分上位に入ってもおかしくない県もあります。気象庁の台風上陸数では、鹿児島県が45で最多、高知県26、和歌山県25、静岡県22、長崎県18、宮崎県14、熊本県8と続きます。したがって、5位前後は評価軸によって前後し得ます。今回は、台風上陸数だけでなく、沿岸浸水や近年の生活被害の大きさを重ねて静岡県を5位に置いています。
ランキングの考え方
このランキングでは、5つの見方を重ねています。
1つ目は、台風がどれだけ接近・上陸しやすいか。
2つ目は、豪雨がどれだけ生活被害につながりやすいか。
3つ目は、高潮や内水氾濫を起こしやすい地形か。
4つ目は、土砂災害の危険を抱えやすいか。
5つ目は、停電や物流停滞で暮らしが止まりやすいか、です。
単純に「台風が来る県」ではなく、「来たときに家で困りやすい県」を上位に置いています。
1位〜5位の県と見るべきポイント
1位の沖縄県は、本土より台風接近数の平年値が多く、8〜9月は接近が最も多い時期です。しかも沖縄付近では台風が転向しやすく、速度が遅くなって長時間影響を受けることがあります。勢力が強い段階で接近しやすいことも、本土との大きな違いです。
2位の鹿児島県は、気象庁の統計で台風上陸数が全国最多です。しかも鹿児島は奄美、種子島・屋久島、薩摩・大隅と影響の受け方が分かれやすく、九州南部全体としても台風接近が多い地域です。台風そのものだけでなく、豪雨や土砂も同時に考えやすい県だと言えます。
3位の高知県は、台風上陸数が全国2位で、さらに四国太平洋側の多雨地域でもあります。気象庁の四国の天候解説では、太平洋側では年降水量が3,000ミリを超える地域が多く、4,000ミリを超える所もあるとされ、高知は年降水量の平年値が高松の倍以上です。風だけでなく水の量が生活被害を押し上げやすい県として見ておきたいところです。
4位の長崎県は、台風上陸数が全国5位で、高潮浸水想定区域データの整備対象にもなっている沿岸リスクの高い県です。複雑な海岸線や低い沿岸部を持つ地域では、暴風だけでなく高潮や浸水を同時に考える必要があります。
5位の静岡県は、台風上陸数が全国4位で、2022年の台風15号では県内で記録的な大雨と大規模な浸水被害、167件の土砂災害が発生し、水害被害額は統計開始以来最大となりました。風水害を「強風」だけでなく、「短時間豪雨・内水・土砂」の複合で考える県として、上位に置く意味があります。
ランキングより先に見るべきこと|県より自宅の立地で危険度は変わる
ここがこの記事のいちばん大事な部分です。
ランキングは便利ですが、読者が本当に使うべき判断軸は「県名」より「自宅の立地」です。風水害では、同じ県内でも危険の中身が大きく変わります。海の近くか、河川沿いか、低地か、谷筋か、山すそか、上層階か。そこが見えないまま県ランキングだけを見ても、備えは決まりにくいのです。
同じ県でも沿岸と内陸では別物
たとえば長崎県や静岡県のような県でも、沿岸低地なら高潮や浸水、内陸の山沿いなら土砂、都市部なら内水氾濫や停電が前面に出ます。国土交通省の高潮浸水想定区域データや、気象庁の土砂キキクルが存在するのは、「県全体で一括りにできない」からです。つまり、県ランキングは入口、自宅のハザードマップが本番です。
迷ったら何を優先すればいいか
では、自宅で何を優先するか。
迷ったら、次の整理が使えます。
「沿岸部・河口部の人」はA。高潮と浸水を先に見る。
「山沿い・造成地・谷筋の人」はB。土砂災害を先に見る。
「都市部の低地や地下利用が多い人」はC。内水氾濫と停電を先に見る。
「迷ったら」D。まずは水、食料、簡易トイレ、照明、充電、避難先確認。この土台からでよいです。
このA〜Dの整理ができると、県ランキングを見ても「自分の家の優先順位」に変換しやすくなります。
1位 沖縄県|台風の強さと長さを前提に備える地域
沖縄県を1位に置く理由は、単に台風が来るからではありません。
本土より接近数の平年値が多く、しかも勢力が強い段階で近づきやすく、さらに沖縄付近で速度が遅くなって長時間影響が続くことがあるからです。気象庁は、沖縄地方の台風接近数の平年値を7.7個、本土を5.8個としており、沖縄では丸1日以上暴風にさらされることもあると説明しています。
沖縄で起こりやすい生活被害
沖縄タイプの地域で問題になるのは、暴風だけではありません。
長時間の停電、断水、交通の欠航、物流の遅れ、通信障害が重なりやすいことです。気象庁の沖縄向け解説でも、暴風警報時にはバスやモノレールが運休することがあり、航空便やフェリーの欠航が長引くことがあるとされています。つまり、風で家が傷む前に、「数日単位で生活が止まる」前提で備える必要があります。
沖縄タイプの地域で優先したい備え
このタイプの地域では、家の耐風性と生活継続性を同時に見ます。
窓の飛散防止、ベランダや屋上の飛散物対策、停電時の照明と充電、冷蔵庫を開けすぎない運用、水の多め備蓄、現金の手元確保。特に離島を含む家庭では、一般的な3日分より長め、目安として7日運用に近い感覚で考えるほうが現実的です。
「台風が多い人はA。窓・飛散物・停電を先に」
「離島や物流遅延が起きやすい人はB。水と食料を厚めに」
「迷ったら」本土向けの標準セットをそのまま使わず、停電の長さを1段重く見てください。
2位 鹿児島県・3位 高知県|台風上陸と豪雨が重なりやすい地域
鹿児島県と高知県は、どちらも「台風が来る県」と言うだけでは足りません。
台風に加えて、豪雨や土砂が生活被害に直結しやすいのが共通点です。風だけを見ていると、実際の危険を見誤りやすい地域です。
鹿児島県が上位になる理由
鹿児島県は、気象庁の統計で台風上陸数が45と全国最多です。奄美地方も含めると台風接近の影響を受けやすい範囲が広く、九州南部全体でも接近数が多い地域です。さらに、気象庁が説明する土砂災害警戒情報の考え方からもわかるように、急傾斜地や渓流近くでは大雨時の早めの安全確保が重要になります。鹿児島では、台風の風より先に、雨で道路や斜面の危険が高まる場面も少なくありません。
高知県が上位になる理由
高知県は、台風上陸数が26で全国2位です。加えて、四国太平洋側は多雨地域で、気象庁は太平洋側で年降水量が3,000ミリを超える地域が多く、4,000ミリを超える所もあると説明しています。高知の年降水量平年値は高松の2倍以上で、春から秋にかけて降水量が多くなりやすいのも特徴です。つまり高知は、台風の“回数”だけでなく、水の“量”でも重い県です。
鹿児島県や高知県のような地域では、
「海沿いの人はA。台風と高潮の前倒し避難を重視」
「山沿いの人はB。土砂と道路寸断を重視」
「平野部や河川沿いの人はC。洪水と停電を重視」
という分け方がしやすいです。
迷ったら、家にとどまる準備だけでなく、昼のうちに動ける避難計画も同時に整えるのが安全寄りです。
4位 長崎県・5位 静岡県|高潮・浸水・土砂を同時に見る地域
長崎県と静岡県は、どちらも「風水害の顔がひとつではない」県です。
台風上陸数が多いだけでなく、沿岸浸水や短時間豪雨、土砂災害まで重なりやすい。つまり、単一の災害対策だけでは足りない地域だと言えます。
長崎県が上位になる理由
長崎県は、気象庁の統計で台風上陸数が18と全国5位です。さらに国土交通省の高潮浸水想定区域データは、都道府県が作成した高潮浸水想定区域をもとに整備されており、沿岸部の浸水を見落とさない前提が置かれています。長崎のように海に近い暮らしが多い地域では、強風だけ見ていては足りず、高潮と満潮の時間も合わせて考える必要があります。
静岡県が上位になる理由
静岡県は、気象庁の台風上陸数で全国4位です。加えて、国土交通省が公表した令和4年の水害被害額では、静岡県の被害額は約2,010億円で、統計開始以来最大となりました。台風15号では県内で記録的な大雨が発生し、約1万棟の建物被害、167件の土砂災害が報告されています。静岡県を上位に置く理由は、台風が来るからではなく、「来たときに雨と土砂で生活被害が大きくなりやすい」からです。
長崎県や静岡県のような地域で大切なのは、
「沿岸の人はA。高潮と停電を先に」
「川沿いの人はB。浸水深と避難タイミングを先に」
「山沿いの人はC。土砂の危険サインを先に」
と分けることです。
県が上位だから全部同じだけ備えるのではなく、自宅の立地で優先順位を切り分けるほうが実用的です。
よくある失敗とやってはいけない例|風水害は避難の遅れで悪化する
風水害は、起きてからの根性で乗り切る災害ではありません。
むしろ「まだ大丈夫」と思って動きが遅れたときに、被害が急に大きくなりやすい災害です。ここでは、ありがちな失敗を先に整理しておきます。
ありがちな失敗
よくあるのは、県ランキングだけ見て安心したり、逆に不安になりすぎたりすることです。
上位県ではないから油断する。上位県だから全部そろえなきゃと疲れる。どちらも防災としてはもったいないです。
もうひとつ多いのが、台風の風ばかり気にして、断水、停電、簡易トイレ、冷蔵庫の運用を後回しにすることです。風水害では、水と電気とトイレが止まるだけで、かなり生活がしんどくなります。
さらに、「避難所へ行くかどうか」だけ考えて、「いつ動くか」を決めていない家庭も多いです。ここが曖昧だと、夜になってからの移動や、冠水してからの判断につながりやすくなります。
これはやらないほうがよい判断
ここははっきり書きます。
次の行動は、一般的にはやらないほうがよい判断です。
・夜になってから避難を始める
・冠水路を車で通ろうとする
・川や海を見に行く
・暴風の中でベランダや屋外の片づけをする
・停電時に火気や発電機を密閉に近い場所で使う
・非常食だけで安心して、トイレと水を軽く見る
特に火気や発電機の扱いは、製品差や使用条件で安全性が大きく変わります。一般的には製品表示を優先し、屋内や半密閉空間での危険な使用は避けるべきです。
迷ったら、「便利そう」より「事故を起こさない」を優先してください。
ケース別整理|どんな家庭なら何を優先するべきか
ここまでの話を、自分の家に落とし込むために、ケース別に整理します。
県ランキングは同じでも、家庭の条件で優先順位はかなり変わります。
戸建て・車あり・沿岸や低地の家庭
このタイプの家庭は、屋外と屋内の両方を見なければいけません。
屋根、窓、雨どい、排水、車、家財の移動、浸水、停電、避難先。管理する範囲が広いぶん、事前準備の差が出やすいです。
「戸建てで低地や沿岸に住む人」はA。止水と避難タイミングを先に。
「戸建てで山沿いに住む人」はB。土砂と道路寸断を先に。
「車移動が多い人」はC。車を逃がす場所と車載備蓄を先に。
迷ったら、家の備えと車の備えを別で考えるだけでも、防災の質がかなり上がります。
集合住宅・子どもや高齢者がいる家庭
集合住宅は浸水リスクが相対的に低いケースもありますが、その代わり停電、断水、エレベーター停止、階段移動が問題になります。
子どもがいる家庭では、おむつ、食べ慣れた食料、照明、夜の安心。
高齢者がいる家庭では、服薬、足元の安全、トイレまでの動線、避難の早さ。
持病がある人がいる家庭では、一般論より主治医や製品表示、事業者の手順を優先すべき場面もあります。ここは平均で考えないほうが安全です。
「集合住宅の人はA。在宅継続の備えを厚めに」
「高齢者や乳幼児がいる人はB。夜の移動を避ける前倒し判断を重視」
「迷ったら」水、簡易トイレ、照明、充電、薬や個別用品を1か所にまとめる。これが最小解です。
結局どう備えればいいか|県ランキングを家庭の行動に落とし込む
最後に、いちばん大事な話をします。
県ランキングを見て終わりにしないこと。これがこの記事の核心です。
本当に必要なのは、「自分の県が何位か」より、「うちは何で困る家か」を見分けることです。高潮か、土砂か、内水氾濫か、停電か。そこが決まると、備えは一気に現実的になります。
最小限で始めるならここから
最初から完璧を目指す必要はありません。
予算や時間が限られているなら、次の順で十分です。
- ハザードマップで自宅の危険を確認する
- 水と食料を3日分置く
- 簡易トイレを家族分そろえる
- LEDライトとモバイルバッテリーを準備する
- 家族で「いつ動くか」を紙に書く
迷ったらこれでよい、という最小解です。
ランキング上位県に住んでいても、下位県に住んでいても、ここまでは全員に効きます。
7日運用に近づける見直し方
少し余裕があるなら、次は3日を7日に近づけます。
水を増やす、食料を回す、冷蔵庫の停電運用を決める、車載備蓄を足す、衛生用品を厚くする、窓や屋外の点検を定期化する。
特に風水害では、道路や物流が止まって「買いに行けない」時間が長くなることがあります。だから3日分だけでは心細い地域もあります。沖縄、離島、沿岸低地、山間部の人ほど、7日感覚で考える価値があります。
少しだけ豆知識を入れるなら、防災で差が出るのは高い道具より「決めていた順番」です。
窓を守るのか、車を動かすのか、水をためるのか、早めに出るのか。台風や豪雨の前は、時間があるようで意外と短い。だから、順番が決まっている家ほど強いです。
県ランキングは、危険を見える化するための地図です。
でも命を守るのは、地図を見たあとに決めた行動です。
まずは今夜、自宅のハザードマップと、水・簡易トイレ・照明の3つだけ確認してみてください。その小さな確認が、次の大雨や台風のときの余裕につながります。
まとめ
風水害が起こりやすい県を、家庭目線の実用ランキングで並べるなら、沖縄県、鹿児島県、高知県、長崎県、静岡県が上位に入りやすいと考えられます。根拠は、台風の接近・上陸、豪雨、多雨地形、高潮、土砂、近年の水害被害の大きさが重なるからです。
ただし、県ランキングだけで自宅の危険度は決まりません。大事なのは、沿岸か、低地か、山沿いか、都市部か、そして家族に子どもや高齢者、持病がある人がいるかどうかです。迷ったら、まずは水、食料、簡易トイレ、照明、充電、ハザードマップ確認。この共通土台を固め、そのうえで高潮、土砂、内水氾濫のどれを先に見るかを決めるのが現実的です。
風水害は、ランキングを覚えた人より、動く順番を決めた人のほうが強いです。今日できる一歩は小さくて大丈夫です。まずは自宅が「水で逃げる家」なのか、「風に備えて家でしのぐ家」なのかを見極めるところから始めてみてください。
この記事で読者が今日やるべき行動を3つ
- 自治体のハザードマップで、自宅が高潮、洪水、土砂のどれに弱いか確認する
- 水、簡易トイレ、照明、モバイルバッテリーが家にあるか確認する
- 家族で「避難するならどの情報を見て動くか」を1枚の紙に書く


