プレステ5の電気代はいくら?消費電力と節電対策まで徹底解説

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結論:PS5の電気代は**使い方しだいで1時間あたり約6円前後(200W想定・単価30円/kWh)**が目安です。動画視聴は70〜100W、レストモードは0.5〜3Wほど。とはいえ、設定最適化と運用の工夫で待機と無駄な通電を減らせば、年間で数百〜数千円の節約が可能です。

本記事では、消費電力の実測目安、使用時間別の電気代シミュレーション、テレビ・周辺機器込みの総コスト、季節要因、具体的な節電ワザ、他機器比較、トラブルと安全対策まで、実用本位で徹底解説します。


  1. 1.PS5の消費電力の基礎知識(実使用のリアルな目安)
    1. 1-1.ゲームプレイ中の消費電力(タイトル・設定で変動)
    2. 1-2.レストモードの待機電力(“ゼロ”ではない)
    3. 1-3.動画再生・ホーム操作の消費電力
    4. 1-4.モデル差(初期型 vs スリム)と設置環境
    5. 1-5.測定の前提(正しい“見える化”)
  2. 2.PS5の電気代を細かくシミュレーション(料金単価別・使い方別)
    1. 2-1.基本式(覚えておくと応用自在)
    2. 2-2.1日あたりのプレイ時間で見る目安(本体のみ)
    3. 2-3.単価違い・週末偏重など“現実的な”パターン
    4. 2-4.レストモードの積み上げ(設定で大きく変わる)
    5. 2-5.テレビ・周辺機器込みの“総コスト”を把握する
    6. 2-6.一発計算法と逆算テク
  3. 3.PS5で節電するための実践ワザ(効果の大きい順に)
    1. 3-1.レストモードの最適化(待機をまず削る)
    2. 3-2.“使わない時は切る”をルール化
    3. 3-3.映像と音の見直し(テレビ側が鍵)
    4. 3-4.ゲーム・周辺機器・ネットワークの工夫
    5. 3-5.設置・清掃・環境の最適化
    6. 3-6.14日間の“節電習慣”プラン(実践テンプレ)
  4. 4.他ゲーム機・PCとの電気代比較(ざっくり把握)
    1. 4-1.PS4/PS4 ProとPS5の効率
    2. 4-2.Nintendo Switchは超省電力
    3. 4-3.Xbox Series X|Sとの比較
    4. 4-4.ハイスペックPCは桁が上がりやすい
  5. 5.失敗しない節電運用と安全対策(季節・配線・雷)
    1. 5-1.季節別の注意(夏と冬で違う)
    2. 5-2.雷・停電・サージから守る
    3. 5-3.電源タップ・配線の基本
    4. 5-4.トラブル時の省電リカバリー
  6. まとめ|高性能でも電気代は“工夫次第で控えめ”
  7. よくある質問(Q&A)
  8. 用語の小辞典(やさしい言い換え)

1.PS5の消費電力の基礎知識(実使用のリアルな目安)

1-1.ゲームプレイ中の消費電力(タイトル・設定で変動)

  • 4K/HDR・描画負荷が高いタイトル:180〜210W前後、ピークで220〜230Wに達する場面も。
  • 60Hz・解像度抑えめ(フルHD)や軽量タイトル:150〜180W程度。
  • 120Hz出力・高負荷連続:ファン回転が上がり200W台で安定しやすい。

同じタイトルでも「解像度重視モード」より「フレーム重視モード」の方が消費が上がることが多いです。室温が高いほど冷却負荷が増し、消費電力は上振れします。

1-2.レストモードの待機電力(“ゼロ”ではない)

  • 省電力設定しだいで約0.5〜3Wが一般的。
  • USB給電・ネット接続維持・自動更新をONにすると上振れ。必要な時だけ有効化すれば待機コストは十分圧縮できます。

1-3.動画再生・ホーム操作の消費電力

  • ホーム操作・ストア閲覧:60〜80W程度。
  • 動画配信(YouTube/Netflix等):70〜100W程度。長時間視聴するなら、**テレビ側の省エネ(明るさ自動・エコモード)**も同時に最適化を。

1-4.モデル差(初期型 vs スリム)と設置環境

  • スリムは電源と冷却の最適化で、初期型比10〜15%省電が見込めます。
  • 通気・温度・埃(ほこり)の蓄積で効率は悪化。**吸気口の清掃・設置の余白確保(左右背面に数cm)**で消費を安定化できます。

1-5.測定の前提(正しい“見える化”)

  • 家庭用ワットチェッカーでコンセント側の実消費を測るのが最短。テレビやサウンドバーと別回路で測ると切り分けがしやすい。
  • 室温・湿度・設置向き・周辺機器の通電は必ず記録して条件を揃えると比較が正確になります。

利用シーン別・消費電力のめやす

利用シーン消費電力の目安一言メモ
4K/HDRの重量級ゲーム200W前後(〜230W)反射・粒子表現多いと上振れ
軽量タイトル/フルHD運用150〜180W解像度/リフレッシュ率で変動
120Hz出力(高負荷)190〜220W室温で差が出やすい
動画視聴(VOD)70〜100Wテレビ側の省エネでさらに低下
ホーム/設定操作60〜80W短時間の操作なら誤差レベル
レストモード0.5〜3WUSB給電/自動更新で変動
電源オフ~0W待機ゼロに最も近い

数値は一般的な目安。周辺機器、季節、ファームウェアで上下します。


2.PS5の電気代を細かくシミュレーション(料金単価別・使い方別)

2-1.基本式(覚えておくと応用自在)

料金=消費電力(kW)×時間(h)×単価(円/kWh)
例:200W(0.2kW)×1h×30円=6円/時

単価は地域・契約・時間帯で変わります。標準30円/kWh、やや高め34円/kWh、深夜割安22円/kWhなどで試算すると実態に近づきます。

2-2.1日あたりのプレイ時間で見る目安(本体のみ)

  • 1時間/日:6円×30日=約180円/月約2,160円/年
  • 2時間/日:約360円/月約4,320円/年
  • 3時間/日:約540円/月約6,480円/年
  • 4時間/日:約720円/月約8,640円/年

2-3.単価違い・週末偏重など“現実的な”パターン

単価別・1時間あたりの電気代(200W想定)

単価1hあたり2h/日(月)4h/日(月)
27円/kWh5.4円約324円約648円
30円/kWh6.0円約360円約720円
34円/kWh6.8円約408円約816円

平日1h+週末4h×2日(合計9h/週)の例:
9h×4週×6円 ≒ 216円/月(本体のみ・30円/kWh)

2-4.レストモードの積み上げ(設定で大きく変わる)

  • 1W×8h/日×30日=0.24kWh → 約7円/月
  • 3W×12h/日×30日=1.08kWh → 約32円/月
  • USB給電「常時」ネット維持ONだと上ぶれ。3時間のみ給電必要時のみネット維持が鉄板です。

2-5.テレビ・周辺機器込みの“総コスト”を把握する

  • 4Kテレビ(55〜65型):90〜180Wが一般的。明るさMAXや倍速ONで増加。
  • サウンドバー:15〜40W、AVアンプ:80〜300W

本体+テレビの電気代(30円/kWh)

本体WテレビW合計W1hあたり2h/日(月)
2001203209.6円約576円
180902708.1円約486円
1501002507.5円約450円

“本体だけ”より、テレビ側の省エネの方が削減幅が大きいことも珍しくありません。

2-6.一発計算法と逆算テク

  • 一発計算:合計W×0.001×単価×時間
    例:320W×0.001×30円×2h=19.2円/日
  • 逆算:月の電気代からプレイ時間を推定
    例:月600円/本体のみ → 600÷(6円/h)=100h/月(約3.3h/日)

3.PS5で節電するための実践ワザ(効果の大きい順に)

3-1.レストモードの最適化(待機をまず削る)

  • USB給電:3時間のみ(常時ONは×)
  • インターネット接続の維持:必要な時だけON(自動更新・リモートが要る日だけ)
  • 自動ダウンロード/インストール:ON(夜間に完了→プレイ中の無駄な通電を削減)
  • 自動電源OFF:一定時間でスリープ/電源OFFに移行するタイマーを設定

メニューの道順(参考)
設定 → システム → 省電力 → レストモード中に使用できる機能/USB給電/ネット接続維持

3-2.“使わない時は切る”をルール化

  • 数日以上触れない時は電源オフで待機ゼロに近づける。
  • 長期不在・雷の可能性が高い日はタップOFF、可能ならコンセントも抜く

3-3.映像と音の見直し(テレビ側が鍵)

  • テレビの明るさ自動・省エネモード・ローカルディミングを調整。
  • 常時120Hz・倍速補間・高輝度は必要な時だけ。部屋を少し暗くするだけで輝度を下げても見やすい。

3-4.ゲーム・周辺機器・ネットワークの工夫

  • ゲーム内の描画モード(パフォーマンス/解像度)を使い分ける。
  • 外付けHDD/SSD・LEDアクセサリーは必要時以外はオフ/取り外し。
  • ルーターは省エネ設定深夜自動再起動で無駄な通電を抑制。

3-5.設置・清掃・環境の最適化

  • 吸気口/排気口のほこり除去を月1回。フィルターが目詰まりするとファン回転↑→消費↑。
  • 本体周辺に5cm以上の通気スペースを確保。直射日光と密閉棚は避ける。

設定と効果の対応表

項目推奨設定期待できる効果目安
USB給電3時間のみ待機電力の低減レスト0.5〜1W低減も
ネット接続維持必要時のみON常時待機の抑制月数十円規模の圧縮
自動更新ON(夜間)プレイ時間の無駄通電を削減体感の快適度UP
外付けストレージ必要時のみ接続待機/復帰トラブル回避省電&安定
テレビ輝度/HDR環境に合わせる映像機器側の削減が大10W〜数十W削減も

3-6.14日間の“節電習慣”プラン(実践テンプレ)

  • Day1:レスト設定を最適化(USB給電3h・ネット維持OFF)
  • Day2:テレビの省エネ・明るさ自動ON
  • Day3:外付け機器の常時接続を見直す
  • Day4:通気を確保、埃を除去
  • Day5:自動電源OFFタイマー設定
  • Day6:ワットチェッカーで現状把握
  • Day7:1週間の使用ログをメモ
  • Day8:描画モードを必要時だけ高負荷に
  • Day9:夜間に自動更新を完了させる運用へ
  • Day10:ルーター省エネ設定を確認
  • Day11:LEDアクセサリーの常時点灯を停止
  • Day12:家族共用ルール(使後レスト/充電)を共有
  • Day13:不要時はタップOFFを徹底
  • Day14:成果確認(先週比の使用時間と電力)

4.他ゲーム機・PCとの電気代比較(ざっくり把握)

4-1.PS4/PS4 ProとPS5の効率

PS4 Proはピークで300W超の事例も。PS5は性能向上と引き換えに効率が改善され、同等〜低下の場面もあります(設置やタイトルで前後)。

4-2.Nintendo Switchは超省電力

据置ドック利用でも20W前後。携帯モードはさらに低消費。リビングの常時点けっぱなし視聴ならSwitchアプリで代替する手も。

4-3.Xbox Series X|Sとの比較

Series XはPS5と同程度の設計で大差なし。Series Sは100W未満の場面が多く、ライト層に省エネ。

4-4.ハイスペックPCは桁が上がりやすい

GPU世代・電源容量次第で400〜600W(プレイ時)も珍しくない。長時間プレイならPS5の方が総コストで有利です。

主要機器のざっくり比較

機器消費電力の目安1時間あたり電気代(30円/kWh)
PS5(重量級ゲーム)200W前後6円
PS4 Pro(ピーク)300W超約9円〜
Xbox Series X180〜220W約5.4〜6.6円
Xbox Series S80〜120W約2.4〜3.6円
Nintendo Switch(ドック)約20W約0.6円
ゲーミングPC(例)400〜600W12〜18円

上表はおおよその指標。設置環境・設定・周辺機器で変動します。


5.失敗しない節電運用と安全対策(季節・配線・雷)

5-1.季節別の注意(夏と冬で違う)

  • :室温上昇でファン回転↑→消費↑。直射日光を避け、風の通り道を確保。サーキュレーターで室内の熱だまり解消。
  • :乾燥で静電気増。着脱前に金属へ触れて放電。埃は帯電防止ブラシで除去。

5-2.雷・停電・サージから守る

  • 雷ガード付きタップは必須級。落雷が近い日は電源オフ+タップOFF、可能ならコンセントも抜く。
  • 進行中の更新やデータ書き込み中に停電すると故障リスク。心配なら小容量UPSで数分の猶予を確保。

5-3.電源タップ・配線の基本

  • タップに余裕を持たせる(定格超え禁止)。
  • 巻き取り式延長は発熱に注意。埃防止キャップ定期清掃でトラッキング火災を予防。

5-4.トラブル時の省電リカバリー

  • 動作不安定:完全電源オフ→数分待機→再投入で改善することが多い。
  • 外付け認識不良:安全な取り外し→付け直し。レストからの復帰で問題が出る場合はレスト機能の範囲を調整

チェックリスト(5分でできる節電習慣)

  • レスト時のUSB給電は3時間のみに設定した
  • ネット接続維持は必要な時だけONにした
  • 外付けストレージは必要時のみ接続にした
  • テレビ側の省エネ/明るさ自動を見直した
  • 数日使わない日は電源オフ+タップOFFにしている

まとめ|高性能でも電気代は“工夫次第で控えめ”

  • ゲーム中約200Wでも、1時間約6円毎日4時間でも月720円前後が目安(本体のみ)。
  • レスト設定の最適化使わない時は電源オフで、待機コストを大幅圧縮。
  • テレビ側の省エネが意外に効く。映像設定と室内環境の最適化で合計数十W削減も。
  • 小さな習慣の積み重ねが、快適さを保ったままの節電につながります。

よくある質問(Q&A)

Q1:PS5の電気代は高いですか?
A:重量級ゲームで200W前後。1時間約6円(単価30円/kWh)が目安で、毎日1時間なら月約180円です。

Q2:レストモードは電気代がかかりますか?
A:0.5〜3Wほど。設定次第で月数円〜数十円に抑えられます。USB給電とネット維持を必要時のみONにしましょう。

Q3:節電の効果が大きい設定は?
A:USB給電3時間のみネット接続維持は必要時のみ、テレビの省エネ/明るさ自動ONが効きます。

Q4:旅行で1週間使わない時は?
A:電源オフが安心。雷が不安ならタップOFFやコンセントを抜く方法も有効です。

Q5:PS5よりPCの方が電気代は高い?
A:ハイエンドGPU搭載PCは400〜600Wも珍しくありません。PS5は専用機ゆえ効率的です。

Q6:テレビ込みで試算したい
A:本体200W+テレビ120W=320W。1時間9.6円、2時間/日で約576円/月(30円/kWh)。

Q7:有線LANとWi‑Fiで電気代は変わる?
A:差は小さいですが、有線の方が安定し無駄な再接続が減る分、体感の効率は良くなります。

Q8:120HzやVRRは電気代が上がる?
A:高負荷映像は本体・テレビともに消費増の傾向。必要な場面のみ有効化が賢明です。

Q9:スリムに買い替えると節電になりますか?
A:設計最適化で10〜15%省電が期待できます。静音・発熱の改善も見込みやすいです。

Q10:サウンドバーやAVアンプはどのくらい?
A:サウンドバー15〜40W、AVアンプ80〜300W映画モード常用は電力増の要因に。


用語の小辞典(やさしい言い換え)

  • 消費電力(W):その時に使っている電気の大きさ。
  • 電力量(kWh):時間をかけて使った電気の量。電気代は主にこれで決まる。
  • 待機電力:レストモードなど、使っていない時にも流れる電気。
  • HDR:明るい所と暗い所を広く表現する映像方式。明るさ設定しだいで機器の電力に影響。
  • サージ/雷ガード:落雷などの過電圧から機器を守る保護機能付きタップ。
  • UPS:停電時に一時的に電力を供給して安全終了を助ける装置。

おまけ:1分でできる“今日からの節電”

  1. レストのUSB給電→3時間のみへ変更
  2. ネット維持→必要時のみに切替
  3. テレビの省エネ/明るさ自動をON
  4. 使わない日は電源オフ
  5. 外付けは必要時のみ接続
  6. 吸気口のほこり掃除をする

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