「なんで夏はあつくて冬はさむいの?」と不思議に思ったことがあるみなさんへ! 毎日を過ごしていると、春・夏・秋・冬と季節がどんどん変わって、暑くなったり寒くなったり、空や木や花のようす、遊びや行事も全然ちがってきますよね。でも、どうしてこんなに大きく変わるのでしょう?
この記事では、「地球と太陽のひみつ」から「世界のいろんな季節」「日本のくらしや自然の工夫」まで、写真や表、たくさんの具体例を交えて、自由研究でも使えるくらい超・詳しく説明します!
季節が生まれる理由を大研究!地球と太陽の不思議な関係
地球は“ちょっとナナメ”で太陽のまわりを一周している!
みんなの住んでいる地球は、実は“23.4度”ほど傾いているのを知っていますか?まっすぐではなく、ちょっとだけ斜めに立っているイメージです。そのまま地球は1年かけて太陽のまわりをグルリと一周(これが「公転」)しています。そして同時に、1日に1回くるくる回る(「自転」)もしています。
もし地球が傾かずに、まっすぐなままだったら……?実はその場合、どこに住んでいても季節がほとんど変わらず、春夏秋冬が無いか、あってもとてもわずかしか感じられません。
太陽の光が当たる角度がちがうから温度も変わる!
夏の日本は太陽の光がまっすぐ頭上から差しこみ、地面や空気を強く温めます。冬は、太陽の光がななめから弱く当たるため、同じ時間でも温まる力がぐんと弱まるんです。
昼の長さと夜の長さもどんどん変わる!
地球の傾きによって、夏は太陽が長い時間空にいて昼がとても長くなります。逆に冬は太陽がすぐに沈み、夜が長くなります。この「昼と夜の長さ」が変わることも、気温に大きく関係しています。
春分・夏至・秋分・冬至――1年の“季節の節目”をチェック
一年の中でも「春分」「夏至」「秋分」「冬至」という特別な日があります。夏至は昼がいちばん長い日、冬至は昼が一番短い日。これらをきっかけに春→夏→秋→冬と季節は流れていきます。
小ネタ!実は地球の軸はゆっくり動いている
さらにくわしく言うと、地球の傾きや公転の軌道は何万年もかけてちょっとずつズレていきます。だから地球の気候や氷河期なども、すごく長い時間で変わってきたのです。
夏と冬の気温のちがいはどうやって生まれる?もっと深堀り!
夏はなぜあんなに暑い?
夏は、太陽が高い位置から真上に近い角度で光を送ってくれるので、地面も空気もすごくよく温まります。昼が長いこともあり、どんどん熱がたまっていきます。特に都会では、アスファルトやコンクリートが太陽の熱をいっぱいためこんで、まわりの空気をさらに熱くする「ヒートアイランド現象」が起きやすいです。地方では土や木々が多いので、少しは涼しくなります。
冬はなぜ冷える?
冬は太陽が低い位置からしか光を送れないため、同じ時間でも地面や空気はなかなか温まりません。しかも昼が短く夜が長いので、夜の間に冷えてしまい、朝はもっと冷え込むのです。風が強いと体感温度(人が感じる温度)もぐっと下がります。
1日の中でも温度差があるのはなぜ?
朝や夜は太陽が見えないので気温が下がり、昼間は太陽が高くなるので気温がぐんぐん上がります。雲や雨があったり、風が強かったりすると、同じ日でも体感温度は全然違って感じられます。
季節ごとに大きく変わる自然のようす
春には桜やたくさんの花が咲き、夏は入道雲やセミ、秋は紅葉や台風、冬は雪や氷、動物の冬眠など自然の景色や生き物のくらしもガラリと変わります。
気温・季節と健康の関係
夏は熱中症や日焼け、冬はかぜやインフルエンザなど、気温と体調も密接な関係があります。だからこそ、季節ごとに健康管理や服装の工夫が大切です。
日本の四季と世界のさまざまな季節をもっと比べてみよう!
日本の四季(春・夏・秋・冬)の面白さ
日本にははっきりとした四季があり、それぞれの季節に美しい自然や伝統行事、食べ物や遊びがあります。春は入学やお花見、夏は海や山の遊び・夏祭り、秋は運動会や紅葉、冬は雪やお正月・こたつなど暮らしもイベントも豊かです。
世界のいろいろな季節や気候の違い
世界を見渡すと、日本のように四季がある国もあれば、「雨季と乾季」だけの国、1年中暑い国、ずっと寒い北極・南極のような地域もあります。南半球(オーストラリアやブラジルなど)では日本とは季節が逆転し、日本の夏は南半球の冬です。
季節がない国のくらしも知ろう
赤道近く(インドネシアやシンガポールなど)は一年中暑く、雨季と乾季しかない国も多いです。そんな国でも季節に合わせた行事や工夫がたくさんあります。
行事やイベント・食べ物も国によって多種多様
日本ではお花見や夏祭り、運動会、正月など四季ごとに行事がたくさんありますが、世界各地でもクリスマスやイースター、ハロウィン、カーニバルなど、その国ならではのお祭りや伝統があり、食べ物や服装も違います。
世界の天気や気温を地図や表で調べよう
インターネットや図鑑で世界の天気や気温、四季の違いを調べて地図やグラフにまとめてみると、自由研究にもなります。比べてみると、日本の気候のユニークさがよくわかります。
地球の動きと季節のふしぎを徹底マスター!
地球の「自転」と「公転」ってなんだろう?
地球は1日に1回くるっと回る「自転」と、1年かけて太陽のまわりをまわる「公転」を同時に行っています。自転があるから昼と夜があり、公転と地球の傾きがあるから季節が生まれます。
北半球・南半球・赤道・極地で違う季節のくらし
日本のように北半球にある国では、7月・8月が夏ですが、オーストラリアや南アフリカなど南半球はその時期が冬。赤道近くはほぼ一年中あたたかく、北極や南極は半年ずっと昼だけ(白夜)や夜だけ(極夜)が続きます。
季節の変わり目や自然観察にチャレンジ!
木の葉っぱや花の咲く時期、虫や鳥の声、日の出や日の入りの時間を毎日観察したり、写真に撮ったりしてみましょう。少しずつ移り変わる季節が目に見えるようになります。これを自由研究にしてみるのもおすすめです。
地球の“傾き”や公転の不思議をもっと調べる
実は地球の傾きや公転の形(軌道)は何万年もかけて変わっていて、地球の気候や氷河期などもそれに影響されているんです。理科の本や図鑑、インターネットで調べてみましょう。
季節の違いがくらしや遊び、健康にも大きく関係!
季節に合わせた服装・健康・工夫
夏はTシャツや短パン、帽子、冬はコートや手袋、マフラーなど、気温に合わせて服装を変えたり、夏は熱中症対策、冬は風邪予防を心がけたりします。エアコンやこたつ、温かい飲み物やアイスクリームなど季節ごとに工夫がいっぱい。
季節ごとに楽しい遊びやスポーツ
夏はプールや海、虫取り、秋は紅葉狩りやさつまいも掘り、冬は雪合戦やスキー、春は遠足やお花見。季節によっていろんな遊びやスポーツが楽しめます。
行事やイベントも季節と深くつながっている
夏休み・冬休み・運動会・クリスマス・お正月・七夕・お月見など、家族や友だちと楽しめるイベントが季節ごとにあります。こうした行事があることで、季節の移り変わりをもっと感じられます。
季節の変化を体や心で感じてみよう
自分の好きな季節や思い出を日記に書いたり、写真や絵で残したり、自然や天気の観察記録を続けたりしてみましょう。興味や観察力がぐんぐん育ちます。家族や友だちと発見を分けあうのも楽しい!
季節の体験や自由研究アイデア
野外活動やキャンプ、星の観察、家庭菜園、昆虫採集、世界の天気比べなど、季節に合った自由研究や体験をたくさんしてみましょう。
季節と地球・太陽の関係まとめ
季節 | 太陽の高さ・昼の長さ | 気温や天気の特徴 | くらしのポイント・楽しみ・イベント |
---|---|---|---|
春 | だんだん高くなる・昼が長くなる | 花が咲き始め、暖かくなり新生活が始まる | 入学・お花見・遠足・新しい友だち・イースター |
夏 | いちばん高い・昼がとても長い | 日差しが強くとても暑い。セミや入道雲が出る | プール・キャンプ・夏祭り・海水浴・スイカ・花火 |
秋 | だんだん低くなる・昼が短くなる | 涼しくなり紅葉や収穫祭、台風も多くなる | 紅葉狩り・運動会・お月見・芋掘り・ハロウィン |
冬 | いちばん低い・昼がいちばん短い | 寒くなり雪や霜、氷ができることもある | 雪遊び・こたつ・お正月・クリスマス・鍋料理 |
【まとめ】
夏が暑く、冬が寒いのは、地球が太陽のまわりをナナメに傾いたまま回ることで、太陽の光の当たり方や昼の長さが大きく変わるからです。日本にははっきりとした四季があり、季節ごとに自然やくらし、行事や食べ物、遊びや健康の工夫など、いろいろな発見や楽しみがあります。世界には日本とちがった季節や気候の国もたくさんあります。地球の動きや太陽のひみつ、自然の変化を体で感じて、自分だけの季節の楽しみや観察、自由研究もどんどんチャレンジしてみてください!
【おまけ】
・天気図や季節カレンダーを作ってみる
・世界の天気や季節を友だちと比べてみる
・植物や動物の一年の変化を観察したり、まとめたり
・図書館やインターネットで気になることをたくさん調べて、自分だけの“季節百科事典”を作ってみるのもおすすめです!