【小学生向けに解説】どうして夜になると星が見えるの?星空のしくみをやさしく解説!

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おもしろ雑学

夜空を見上げると、キラキラ光るたくさんの星たち。でも、昼間はなぜ星が見えないのでしょう?星は夜にだけ現れる不思議なものではありません。星は昼も夜もずっと空にあるのに、わたしたちが見ることができるのは夜だけ。これはいったいどうしてなのでしょうか?

この記事では、星がどうして夜に見えるのか、空の明るさや地球の動き、星の光の正体まで、やさしくくわしく解説します。星空観察がもっと楽しくなる豆知識や観察のコツ、星座のふしぎもたっぷり紹介します!自由研究にも役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

星ってなに?夜空に見える光の正体を知ろう

星はなにでできているの?

星は、とても高温(こうおん)で大きな「ガスのかたまり」で、主に水素とヘリウムという気体でできています。ガスがぎゅっと集まり、内部では「核融合(かくゆうごう)」という反応が起こって光と熱を出しています。この光が遠く地球まで届いて、私たちの目にキラキラと光って見えるのです。

太陽も星の仲間?

そうなんです!わたしたちが毎日見ている太陽も、実は「星」のひとつです。太陽は地球から一番近い場所にある星なので、とても明るく大きく見えます。太陽のような星が、夜空にあるたくさんの星と同じような存在だなんて、なんだか不思議ですよね。

光って見える理由は?

星の光は、ものすごく遠くから地球に届いています。中には、何百年、何千年も前に出た光が、いま私たちの目に届いていることもあります。つまり、星を見ているということは、昔の星の姿を見ているということなんです。とてもロマンチックですね!

どうして夜に星が見えるの?昼とのちがいを知ろう

昼は空が明るいから星が見えにくい

昼間は太陽の光が空全体に広がって、空がとても明るくなります。この明るさに星の光が負けてしまい、わたしたちの目には見えなくなるのです。実際には、昼間でも星は空にあるけれど、まぶしい太陽の光にかき消されてしまっているんですね。

夜になると空が暗くなる

太陽が地平線の向こうにしずむと、空がだんだん暗くなり、星の光が目に見えるようになります。夜空が暗ければ暗いほど、より多くの星が見えるようになります。これが、夜に星が見える一番の理由です。

地球が回っているから昼と夜がある

地球は24時間で1回、自分のまわりをぐるっと回っています。これを「自転(じてん)」といいます。この動きによって、地球のある部分が太陽の光を受けて昼になり、反対側は夜になるのです。夜になると、太陽の光が届かなくなり、星の光が見えるようになります。

星空をよく見るための工夫や場所

明かりの少ない場所で観察しよう

星はとてもかすかな光です。まちの明るいあかり(街灯や建物の光)があると、その光にじゃまされて星が見えにくくなります。できるだけ街の明かりが少ない場所や自然が多い場所に行くと、星がたくさん見えるようになります。

空気がきれいな日がチャンス!

雲がない晴れた日や、雨が降ったあとのすっきりした空気の日は、星がとてもよく見えます。風が強かった日や、寒い日の夜も、空がすんでいて星がはっきり見えることが多いですよ。

星座早見盤やスマホアプリを使おう

星の位置や星座は、季節や時間によって変わります。そんなときに便利なのが「星座早見盤」やスマホの「星座アプリ」です。空にかざすだけで、どの星がどの位置にあるかがすぐにわかるので、とっても便利です。

星の動きと季節の星座のふしぎ

星が動いて見えるのはなぜ?

夜空の星は、時間がたつにつれて位置が変わっていくように見えます。これは、星が動いているのではなく、地球が自転しているからです。夜がふけるにつれて、星が東から西へ動いていくように見えるのはそのためです。

季節によって見える星座が変わる

春夏秋冬、それぞれの季節によって、見える星座は変わります。たとえば、夏には「夏の大三角」、冬には「オリオン座」など、季節ならではの星座があります。これは、地球が太陽のまわりを1年かけて回っている(公転)ことによって、見える夜空の方向が変わるからなんです。

北の空にある「北極星」は動かない?

北の空をじっと見ていると、まわりの星たちはゆっくり動いているのに、「北極星」だけはほとんど同じ場所にあるように見えます。これは、地球の自転の軸が北極星の方向に向いているからです。昔の人たちは、この星をたよりに方向を知ったり、船の航海にも使っていたんですよ。

星を観察するためのヒントとマナー

星を見るときの持ち物チェックリスト

  • 懐中電灯(赤いセロハンをつけると目が慣れやすい)
  • レジャーシートやイス
  • 防寒具(冬はとても寒い!)
  • 観察ノートとえんぴつ
  • 星座早見盤やスマホアプリ

これらがあると、もっと快適に、楽しく星空を観察することができます。

観察するときのマナーも大切

星を見に行く場所では、できるだけ静かにしましょう。大きな声やライトの光は、まわりの人のじゃまになってしまいます。懐中電灯は足元だけを照らすようにして、星空を見に来た人たちみんなが気持ちよく過ごせるようにしましょう。

星をかぞえたりスケッチしてみよう!

夜空をじっと見て、星をいくつ数えられるか挑戦してみたり、見つけた星座を絵にかいてみたりすると、星の観察がもっと楽しくなります。観察した時間や天気、見えた星の名前などをノートに記録していくと、自由研究にもぴったりです!

まとめ:星が夜に見えるのはなぜ?

ポイント解説
星は自分で光るガスのかたまり太陽と同じように核融合で光を出している
昼は太陽の光で星が見えにくい空が明るすぎて星の光が目立たない
地球が回ることで昼と夜ができる夜になると太陽の光が届かず、星が見えるようになる
空が暗く空気がきれいだと星がよく見える街明かりやくもりが少ないほどよく見える
季節で星座が変わる地球が太陽のまわりを回ることで、見える空の方向が変わる

星はいつも空にあるけれど、夜になることでその光がはっきり見えるようになります。地球や宇宙のしくみを知ることで、夜空の星たちがもっとふしぎで、もっとステキに見えてきます。

ぜひ、家族や友だちといっしょに星空を見上げて、きらきら光る星たちのメッセージを感じてみてください。星は静かに、でもしっかりと、遠い宇宙からわたしたちに語りかけてくれているのです。

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