はじめに|竜巻(たつまき)ってどんなもの?
「竜巻(たつまき)」という言葉を聞いたことがありますか?
竜巻とは、空から地面にむかって、グルグルと強い風がふく現象 です。大きな竜巻が発生すると、車や家の屋根を飛ばしてしまうこともある、とてもこわい自然現象 です。
でも、竜巻がどうして起こるのかを知り、しっかりと準備をすれば、安全に避難(ひなん)することができます!
この記事では、竜巻のしくみや影響、そして竜巻が起きたときの安全な過ごし方 について、小学生のみんなにもわかりやすく説明します。
1. 竜巻はどうして起こるの?
1-1. 竜巻が発生するしくみ
- とても暖かい空気と冷たい空気がぶつかると、強い風が発生する
- その風がグルグルと回りながら、上へとのびていくと竜巻になる
- 地面にふれると、ものを巻き上げながら動くようになる
1-2. どんな場所で竜巻が起こりやすいの?
- 広い平地では、風が強くなりやすく竜巻が発生しやすい
- 海の近くでは、「水上竜巻(すいじょうたつまき)」が発生することも
- 夏や秋は、気温の変化が大きいため、日本でも発生することがある
1-3. 竜巻はどのくらいの速さで動くの?
- 竜巻の風の速さは、時速100km以上になることもある!
- 車や電柱を持ち上げるほどの強い風が吹くことがある
- 発生してから数分で消えることもあれば、長時間続くこともある
2. 竜巻が起こるとどうなるの?
2-1. ものが飛ばされる!
- 屋根や壁がはがれることがある
- 自転車やゴミ箱などが風に飛ばされることもある
- 木が折れたり、電柱がたおれることもある
2-2. 家や車がこわれることがある
- 風の力で窓ガラスがわれることがある
- 車が転がったり、吹き飛ばされたりすることもある
- 電線が切れて停電になることもある
2-3. 竜巻のあとの危険
- 飛ばされたものが道にたくさん落ちていることがある
- 電線が切れて、感電(かんでん)する危険がある
- 建物がこわれた場所に近づくと、落ちたものがあたることもある
3. 竜巻が来たらどうすればいい?
3-1. 「竜巻注意情報」を聞いたらすぐに行動!
- テレビ・ラジオ・スマホのアラームで警報を知ることができる
- 警報が出たら「すぐに安全な場所に移動する!」
- 外にいるときは、丈夫な建物の中に避難する
3-2. 家の中で安全な場所を探そう
- できるだけ窓のない部屋に移動する
- 机やテーブルの下に入り、体を守る
- カーテンをしめて、ガラスが飛び散らないようにする
3-3. 外にいるときの避難方法
- 近くに建物があれば、すぐに中に入る
- 広い場所にいる場合は、低いところに身をかがめる
- 川や海の近くでは、すぐに高い場所へ避難する
4. 竜巻にそなえるためにできること
4-1. 家の周りを整理しておく
- 風で飛ばされやすいものを片付ける
- ゴミ箱や植木鉢など、しっかり固定する
- 窓ガラスに飛散防止シートをはる
4-2. 避難場所を家族と確認する
- 竜巻が発生したときにどこに逃げるかを話し合う
- 近くの頑丈な建物を確認する
- 家族と連絡がとれなくなったときのルールを決める
4-3. 竜巻について学ぶ
- 過去に発生した竜巻のことを調べる
- 学校で竜巻について学ぶ機会をつくる
- 防災訓練に参加して、いざという時の準備をする
5. まとめ|竜巻から身を守るために
竜巻はとてもこわいですが、正しい知識を持ち、しっかりそなえれば、安全にすごすことができます!
大事なことをおさらい!
- 竜巻は、強い風がグルグルと回りながら地面に向かって吹く現象
- 屋根や車が飛ばされるほど強い風がふくことがある
- 竜巻警報を聞いたら「外に出ない」「安全な場所に避難する」
- 家族と避難場所を決めたり、停電にそなえたりして、安全な準備をしておこう!
竜巻についてしっかり学んで、大切な命を守る準備をしておきましょう!