1. 水没したスマホのNG行動とは?
1.1 スマホが水没したときにやってはいけないこと
スマホが水に落ちてしまったとき、焦ってしまうかもしれません。しかし、間違った対処をすると、さらに故障を悪化させてしまうことがあります。
- 電源をすぐに入れる → 内部でショートしてしまう可能性がある
- スマホを振る → 水が内部にさらに広がる
- ドライヤーで乾かす → 熱で部品が変形する恐れあり
- 充電する → 水が残っていると感電やショートのリスクが高まる
- 電子レンジやオーブンで乾燥させる → 高温によりバッテリーが破裂する危険がある
- 冷蔵庫や冷凍庫に入れる → 内部に結露が発生し、さらに故障のリスクが高まる
1.2 なぜNG行動がスマホに悪影響を与えるのか?
水没したスマホは、見た目は無事に見えても内部では危険な状態になっています。
- 内部の回路が濡れた状態で電気が流れるとショートする
- 水分が内部の小さな隙間に入り込み、腐食の原因になる
- 温めると水が蒸発するが、その際に結露が発生し故障が悪化することがある
- 過度な乾燥や冷却はスマホ内部の接着部分を弱らせる原因になる
2. スマホが水没した時に絶対に避けるべき行動
2.1 電源を入れるのはNG!
水没後にスマホの電源をすぐに入れるのは最悪の行動のひとつ。
- 電気が流れるとショートする可能性が高い
- バッテリーが水分と反応し発火のリスクもある
- 内部が乾くまで絶対に電源を入れないことが重要
2.2 スマホを振る・叩くのはNG!
- 振ると内部の奥まで水が入り込んでしまう
- 精密機器なので衝撃で部品が壊れる可能性がある
- むやみに動かすと、復旧が難しくなることもある
2.3 充電するのはNG!
- 水分が残った状態で充電するとショートする
- 発熱や発火のリスクがある
- 完全に乾くまで充電は控える
2.4 その他のNG行動
- スピーカーやイヤホンジャックに息を吹きかける → 水分が奥に押し込まれてしまう
- 分解しようとする → スマホの防水シールが破損し、修理が難しくなる
- 水没した状態で長時間放置する → 内部が腐食し、復旧が困難になる
3. 水没したスマホの正しい復旧方法
3.1 まずやるべき応急処置
水没直後は、適切な対応を取ることで復旧の可能性が高まります。
- すぐに電源を切る(画面がついていてもオフにする)
- SIMカード・SDカードを取り出す(データを守るため)
- ケースやカバーを外す(水分を逃がしやすくする)
- できるだけ水を拭き取る(タオルやティッシュで優しく吸い取る)
- 充電ポートやスピーカー部分を下にして水を抜く
3.2 乾燥させる方法
スマホを正しく乾燥させることで復旧率が上がります。
- 自然乾燥(風通しの良い場所に置く)
- 乾燥剤(シリカゲル)と一緒にジップロックへ
- 生米に埋めるのは効果が限定的なので注意
- エアダスターを使って水分を飛ばすのも効果的
- 除湿機や扇風機を利用するとより早く乾燥できる
3.3 どうしても復旧しない場合
- メーカーや修理業者に相談する
- 防水スマホでも完全防水ではないため、点検が必要
- データ復旧専門業者に依頼する方法もある
- 一部のスマホは基板交換やバッテリー交換で修理可能
4. スマホの水没を防ぐための対策
4.1 防水スマホを選ぶ
最近のスマホは防水性能を備えているものが多いですが、完全防水ではありません。
- IP68等級のスマホは一定の防水性能あり
- 海水やお風呂などは防水でも影響を受けやすい
- 水没保証のあるスマホケースを活用するのも手
4.2 日常的にできる防水対策
- 防水ケースやポーチを活用する
- 水辺で使うときはストラップをつける
- お風呂やキッチンではできるだけ使わない
- 定期的にスマホの防水性能をチェックする
- 防水スプレーを使用するのも有効
5. まとめ:水没したスマホはNG行動を避け、正しく対処しよう!
スマホが水没したとき、焦って間違った行動をすると復旧が難しくなります。
- 電源を入れずにすぐにオフにする!
- スマホを振らずに水を優しく拭き取る!
- 充電は絶対にしない!
- 乾燥させる前にしっかりと応急処置をする!
- 完全に乾くまで待つことが重要!
事前の対策をしっかりと行い、水没のリスクを減らすことも大切です。スマホを大切に使い、もしもの時に備えておきましょう!