盗聴器発見業者にかかる料金は?|費用相場と見積もり内訳・安く依頼するコツまで徹底解説

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防犯

あなたや家族、職場の会話が第三者に漏れていないか――不安を感じたとき、最も確実な確認手段は「盗聴器発見の専門業者」への依頼です。ただ、いざ頼むとなると「いくらかかるの?」「どこまで見てくれるの?」が気になるところ。

本記事では、料金相場の目安/費用が上下する要素/見積書の読み方/信頼できる業者の選び方/費用を抑える工夫に加え、依頼〜当日の流れ・地域差・事例・よくある質問まで、実務目線で徹底的に解説します。最後に比較テンプレート準備チェック表も掲載し、問い合わせ直前の不安を解消します。


  1. 1. 料金相場の全体像(住居・オフィス・特殊物件の目安)
    1. ワンルーム〜戸建ての目安(住居)
    2. 事務所・店舗・倉庫の目安(業務用途)
    3. 特殊・個別事情のある物件
    4. 時間制・定額制・パックの違い(料金設計)
  2. 2. 費用が上下する主な要素(どこで差が出る?)
    1. 建物構造・部屋数・点検の深さ
    2. 使用機材の等級と精度
    3. 時間帯・出張距離・駐車条件
    4. 付随作業の有無(撤去・報告・養生)
  3. 3. 見積もりの読み方と内訳のチェック(あとで揉めないために)
    1. 基本料金と追加費用の線引き
    2. 発見後の撤去・証拠保全・報告書
    3. キャンセル・再調査・保証の条件
  4. 4. 信頼できる盗聴器発見業者の選び方(失敗しない基準)
    1. 実績・保険・書面の三本柱
    2. 問い合わせ時に確認したい質問(そのまま使える)
    3. 悪質業者の赤信号(避けたい兆し)
  5. 5. 料金を抑えつつ精度を確保するコツ(実践編)
    1. 事前準備で時間短縮(片づけ・範囲指定・鍵手配)
    2. 複数社の相見積もりとパック活用
    3. 自分での簡易チェックと依頼の切り分け
  6. 6. 依頼から当日の流れ(不安なく進めるために)
    1. ① 事前相談・見積もり
    2. ② 当日の導線確認・着手
    3. ③ 結果の共有・次の一手
  7. 7. 地域差・繁忙期・複数拠点の扱い
  8. 8. よくある質問(FAQ)
  9. 9. 事例で見る費用と内訳(具体像)
  10. 10. 連絡文テンプレ(問い合わせにそのまま使える)
  11. 11. 法的・個人情報の扱い(基本の留意点)

1. 料金相場の全体像(住居・オフィス・特殊物件の目安)

ワンルーム〜戸建ての目安(住居)

住居の相場感は、ワンルームでおよそ2〜4万円、2DK〜3LDKで3.5〜7万円、戸建てで5〜10万円がひとつの目安。点検範囲(天井裏・床下・屋外機まわり・呼出機)や使用機材(高感度受信機・指向性アンテナ・赤外線可視化 等)で上下します。「部屋数」よりも「点検ポイントの密度」(コンセント数、配線量、据え置き機器の多さ)が作業時間を左右します。

事務所・店舗・倉庫の目安(業務用途)

小規模オフィス(〜50㎡)は5〜10万円、会議室を含む100㎡級で8〜15万円前後が目安。机ごとの配線や電話回線、複合機まわりの確認が増えるほど時間がかかります。営業日中の静音点検深夜作業は割増となることが多いです。

特殊・個別事情のある物件

  • 医療・士業・研究施設:機器が多く、10〜20万円のケースも。報告書の精密化が求められやすい。
  • 広い戸建て(2世帯・離れ含む):動線が長く、8〜15万円程度に上振れ。
  • 引っ越し直前・短納期:即日対応で1.2〜1.5倍の割増見込み。

時間制・定額制・パックの違い(料金設計)

  • 定額制(面積・部屋数基準):料金が読みやすい反面、範囲外は追加費用になりやすい。
  • 時間制:小規模・ピンポイント点検に有利。ただし延長に注意。
  • パック(住居まるごと/会議室特化 等):報告書・写真・簡易撤去まで含むことが多く、総額で得になる場合があります。

物件別の相場早見表(目安)

物件・用途点検範囲の例料金の目安備考
ワンルーム室内・電源まわり・家電・観葉植物2〜4万円天井裏含むと+0.5〜1万円
2DK〜3LDK室内一式・換気口・配電盤周り3.5〜7万円在宅のまま点検可
戸建て室内全域・天井裏・屋外機器5〜10万円広さ・配線量で上下
小規模オフィス室内・会議室・電話/無線機器5〜10万円営業時間外は割増あり
中規模オフィスフロア一部〜全域・配線経路8〜15万円机台数・回線数で上下
医療・士業室内+機器密集部10〜20万円報告精度の要求高

重要:上記はあくまで目安。配線密度・天井裏可否・駐車条件・緊急度で変動します。


2. 費用が上下する主な要素(どこで差が出る?)

建物構造・部屋数・点検の深さ

鉄筋コンクリートは電波の抜けが悪く、検査手順が増えがち。部屋数・収納・点検口が多いほど時間がかかる。**「室内のみ」か「天井裏・屋外機器まで」**かの線引きが費用に直結します。

使用機材の等級と精度

広帯域受信機/指向性アンテナ/高周波探知/赤外線可視化/非破壊音響探査など、機材の等級が上がるほど精度も上がる。高精度=高額になりがちだが、再訪リスクの低減で総額が下がることも。

時間帯・出張距離・駐車条件

夜間・早朝・祝日1.2〜2.0倍の割増が一般的。遠方出張は距離に応じた費用、近隣に駐車がない場合はコイン駐車場代が加算されることがあります。

付随作業の有無(撤去・報告・養生)

発見時の撤去・証拠保全・写真台帳・詳細報告書の有無、家具移動や床・壁の養生の要否で上下。原状復帰に伴う時間も計上されます。

費用に影響する要素の整理表

要素費用への影響具体例節約の工夫
構造・広さRC造/収納・点検口が多い点検範囲の優先順位を決める
点検の深さ天井裏・外部機器まで実施段階見積もりで分割実施
機材等級赤外線・非破壊探査を併用要否を事前に確認
時間帯深夜・祝日・短納期平日昼で調整
出張・駐車遠距離・駐車困難近隣駐車の確保、まとめ依頼
付随作業撮影台帳・撤去・養生報告書の必要度を先に共有

3. 見積もりの読み方と内訳のチェック(あとで揉めないために)

基本料金と追加費用の線引き

基本料金に何が含まれるかを必ず確認。よくあるのは、室内点検・写真撮影・簡易撤去までは含むが、天井裏・屋外機器・機材追加・駐車代という形です。「含む/含まない」を一行ずつ書面でもらいましょう。

発見後の撤去・証拠保全・報告書

発見=追加費用となる場合があります。機器の撤去・保全袋・写真台帳・調査報告書は、警察相談や紛争対応を見据えるなら重要。どこまで基本に含むかを事前にすり合わせると安心です。

キャンセル・再調査・保証の条件

当日キャンセルや再調査無料の条件(◯日以内・同一範囲)作業後の保証期間を確認。損害賠償保険の加入有無も合わせて押さえましょう。

見積もり内訳の例(書面イメージ)

項目内容単価数量小計備考
基本調査室内一式(写真・報告書含む)35,000円135,000円2DK想定
天井裏点検点検口からの限定確認5,000円15,000円必要時のみ
機材追加赤外線可視化(必要箇所)3,000円26,000円箇所数に応じて
出張・駐車交通費・駐車場代実費11,200円精算時確定
発見時撤去証拠保全・撤去・封印8,000円18,000円発見時のみ
合計55,200円税別/税込の別を明記

ポイント口頭の約束は必ず書面化。後からの食い違いを防ぎます。


4. 信頼できる盗聴器発見業者の選び方(失敗しない基準)

実績・保険・書面の三本柱

  • 実績:施工例・利用者の声・継続取引先の有無。
  • 保険損害賠償保険への加入(作業中の破損に備える)。
  • 書面事前見積・契約書・報告書を出す体制があるか。

問い合わせ時に確認したい質問(そのまま使える)

  1. 基本料金に含まれる範囲はどこまで?
  2. 追加費用が発生する条件と上限の目安は?
  3. 発見時の撤去・報告書は含むか、別か?
  4. 再調査の条件(期間・範囲・費用)は?
  5. 作業時間帯と割増の有無は?
  6. 保険加入担当者の経験年数は?
  7. 撮影データの取り扱い(保管・削除ポリシー)は?
  8. 第三者への守秘(社外秘・個人情報)の基準は?

悪質業者の赤信号(避けたい兆し)

  • 極端に安い一律価格で釣り、当日に高額な追加を重ねる。
  • 書面を出さない/領収書を渋る/会社所在が曖昧
  • 作業の様子を見せない(説明なく部屋に入る・撮影や記録を拒む)。
  • 証拠保全の作法がない(袋詰め・封印・撮影手順が杜撰)。

業者選びの評価表(比較用テンプレ)

評価軸A社B社C社
基本料金の範囲が明確
追加条件の明示
報告書・写真の有無
再調査・保証の条件
保険加入・社歴
守秘の体制(個人情報取扱)
応対の丁寧さ・説明力

5. 料金を抑えつつ精度を確保するコツ(実践編)

事前準備で時間短縮(片づけ・範囲指定・鍵手配)

  • 机や棚の上を整理し、電源タップや配線にアクセスしやすくする。
  • 優先範囲(寝室・会議室・呼出機周辺など)を先に伝える。
  • 天井点検口の鍵管理会社の連絡先を用意。
  • 駐車場所の確保(現地か近隣)で出張・駐車加算を抑える。

複数社の相見積もりとパック活用

2〜3社に条件をそろえて見積を依頼。写真付き報告書込みのパックは、後の相談にも使えるため総額が抑えられることがあります。深夜や土日を避け平日昼でスケジュールを合わせると割増を回避できます。

自分での簡易チェックと依頼の切り分け

市販の簡易検出器電源まわり・据え置き小物・床下収納だけ先に確認し、反応が強い/不安が残る箇所に専門を当てる方法も。むやみに分解せず、写真で現状保存が鉄則です。

費用を抑える行動チェック表

項目メモ
点検の優先範囲を3か所に絞った
平日昼の実施で割増を避ける
駐車場所を確保(近隣)
机上・床を片づけアクセス確保
相見積もり2〜3社で比較
含む/含まないの書面確認

6. 依頼から当日の流れ(不安なく進めるために)

① 事前相談・見積もり

電話やメールで物件の概要・気になる場所・希望日を伝える。可能なら現地見積もりを依頼。含む/含まない・追加条件を書面化。

② 当日の導線確認・着手

到着後、身分確認・作業説明を受ける。撮影の可否・データ取扱いを確認してから開始。室内は電源まわり→据え置き小物→壁開口部→天井点検口の順で進むことが多い。

③ 結果の共有・次の一手

終了後に口頭報告→写真確認→簡易報告書の順で共有。発見時は撤去・封印・写真台帳を時間内に実施。必要に応じて警察や管理会社との連携を相談。

当日の持ち物・確認事項

類別内容
書類見積・契約・本人確認書類・管理会社連絡先
設備天井点検口の鍵・懐中電灯・脚立の有無
証拠保存スマホの空き容量(写真・動画保存用)

7. 地域差・繁忙期・複数拠点の扱い

  • 地域差:都市部は駐車費・人件費でやや高め、郊外は出張費で増減。
  • 繁忙期:引っ越しシーズン・長期休暇前後は混み合い、割増や待ちが発生しやすい。
  • 複数拠点:同一日で近接拠点をまとめ依頼すると交通費の按分が可能なことも。

8. よくある質問(FAQ)

Q. 見つからなかった場合でも料金はかかる?
A. 多くは作業費=検査の対価として発生します。再調査無料の条件があるか確認を。

Q. 自分で見つけた機器の撤去だけ依頼できる?
A. 可能な業者もあります(撤去のみ費用が設定)。証拠保全の流れを説明できる業者を選ぶと安心。

Q. ネットワーク機器(無線LANや見守り機器)の設定漏れも見てくれる?
A. 業者によります。電波検出+設定確認まで含むか事前に確認を。

Q. 作業時間はどのくらい?
A. ワンルームで1〜2時間、3LDKで2〜4時間、戸建てやオフィスで半日〜1日が目安。

Q. 近隣に知られずに依頼できる?
A. 私服・無地車両で訪問可の業者も。希望は事前に伝えましょう。


9. 事例で見る費用と内訳(具体像)

事例A:2LDK住居・不在時の点検(平日昼)

  • 基本調査:45,000円(写真・簡易報告含む)
  • 天井裏点検:5,000円
  • 駐車実費:1,000円
    合計:51,000円/所要3時間/発見なし → 再調査は2週間以内無料

事例B:会議室+役員室(夜間・即日)

  • 基本調査:70,000円
  • 赤外線可視化:6,000円(2箇所)
  • 夜間割増:×1.3
  • 出張・駐車:2,000円
    合計:100,400円/所要4時間/机裏に磁石式の記録機を発見→撤去・封印8,000円追加

10. 連絡文テンプレ(問い合わせにそのまま使える)

件名:盗聴器点検の見積依頼(◯◯市/2LDK)

・物件種別:賃貸マンション 2LDK(約60㎡)
・気になる場所:寝室・居間の電源まわり、天井点検口
・希望日程:平日昼(◯月◯〜◯日)
・希望範囲:室内一式+天井点検口の確認
・報告:写真付き簡易報告書、発見時は撤去・封印まで希望
・その他:私服・無地車両での訪問希望、駐車は来客用あり
上記条件での含む/含まないと、追加発生条件・上限の目安をご提示ください。


11. 法的・個人情報の扱い(基本の留意点)

  • 無断分解や破壊はしない:感電・火災・設備破損の危険。証拠保全にも不利。
  • 現状保存を徹底:写真・動画・時刻・位置を記録し、袋詰めと封印は業者手順に従う。
  • 個人情報の保護:報告書や写真の保管期間・共有範囲・削除手順を事前に確認。

まとめ

盗聴・盗撮の不安は、見えないからこそ大きいもの。だからこそ、料金の目安を知り、内訳を読み解き、信頼できる業者を選ぶことが、安心への近道です。相場は住居で2〜10万円、オフィスで5〜15万円前後がひとつの目安。作業範囲・機材・時間帯・付随作業で上下します。見積では基本に含む/含まないを明確にし、発見時の撤去・報告書・再調査条件まで確認を。準備と比較で無駄を省き、費用を抑えつつ精度を確保しましょう。最も大切なのは、壊さず・捨てず・現状保存。落ち着いて一歩ずつ進めば、あなたの空間は必ず安全に近づきます。

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