【小学生向けに解説】どうして手紙に切手が必要なの?郵便のしくみ

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おもしろ雑学

みなさんはお手紙を書いたことがありますか?ポストに入れると、遠くに住んでいる友だちや家族にもその手紙が届きますよね。でも、その手紙には必ず「切手(きって)」という小さな紙のシールがはってあります。もし切手がなかったら、手紙はきちんと届きません。

では、いったいなぜ手紙には切手が必要なのでしょうか?切手にはどんな大切な意味や役割があるのでしょうか?郵便はどうやって日本中や世界中の人に手紙を届けているのでしょう?今回は、郵便や切手のひみつについて、小学生でもよくわかるように、たっぷりくわしく解説します!


手紙と切手のきほんを知ろう

切手ってなんだろう?

  • 切手は、手紙やはがきに必ずはる特別な小さな紙のシールです。
  • そこには「○○円」などの金額や、花や動物、季節や行事、有名人やキャラクターなどのきれいなデザインがかいてあります。
  • 切手をはることで、その手紙を遠くまで郵便局や配達員さんに運んでもらえる「きっぷ」や「通行証」の役割になります。
  • 切手は1枚だけでなく、手紙が重かったり遠くに送る場合は、必要な金額分だけ何枚もはることがあります。
  • はがきや定形郵便、速達、国際郵便など、送るものによって必要な切手の種類や金額も変わります。

切手が必要な理由

  • 手紙やはがきを届けるためには、郵便屋さんや配達員さんがバイクや自転車、トラック、時には飛行機や船まで使って運びます。
  • そのための「ありがとう」や「運んでくれてありがとう」の気持ちをこめて、切手という形で料金を前もって払う必要があります。
  • 切手をはらないと、郵便局は手紙や荷物を運んでくれませんし、料金が足りないと、送り主に戻ってきたり、受け取る人がお金を払うことになります。
  • 切手は「郵便を運ぶための約束のお金」としてとても大切な役割があります。
  • もし切手がなければ、だれでも勝手にたくさん手紙を送れてしまい、郵便の仕事が大変になってしまいます。

切手のいろいろな種類と楽しみ

  • 切手には、はがき用、手紙用、小包用、速達用など、さまざまな金額やサイズがあります。
  • さらに、季節ごとや記念日、イベントにあわせて特別な「記念切手」や「キャラクター切手」など、楽しいデザインの切手がたくさん発行されています。
  • オリンピックや有名な観光地、人気のアニメ、昔の歴史や動物、自然など、たくさんのテーマがあります。
  • 切手を集めて楽しむ「切手コレクター」や「切手女子」もたくさんいて、昔の切手や外国の珍しい切手を集めるのも人気です。
  • 自分だけの「切手帳」やアルバムを作って、友だちと交換したり、家族で切手の話をしたりするのも楽しいですね。

郵便のしくみをやさしく解説

手紙が届くまでの長い旅

  • まず、書いた手紙やはがきをポストに入れると、決まった時間に郵便局の人が集めに来てくれます。
  • 集められた手紙は、近くの郵便局に運ばれて、どこに送るかを機械や人の手で丁寧に分けます(これを「仕分け」といいます)。
  • その後、遠くの町や県、海外へ送る場合は、トラック、新幹線、飛行機、船など、いろいろな乗り物で運ばれます。
  • 送り先の近くの郵便局に着いたら、また担当の配達員さんたちが、今度は自転車やバイク、歩いてみなさんの家や学校、会社まで届けてくれるのです。
  • 途中で雪や雨が降ったり、大きな台風が来ても、できるだけ早く安全に届くように、たくさんの人や乗り物が協力しています。
  • 一通の手紙には、とても多くの人の努力や工夫がつまっています。

郵便局のいろいろな仕事

  • 郵便局は、手紙や荷物を受け取ったり送ったりするだけでなく、切手やはがき、ゆうパックやレターパックなど、いろいろな商品やサービスを提供しています。
  • さらに、貯金や保険、年賀状や暑中見舞い、ゆうちょ銀行など、みんなの暮らしを支える仕事もたくさんしています。
  • 地域のお祭りやイベントに参加して、特別な記念切手やはがきを発売したり、みんなが楽しめるキャンペーンも開催されます。
  • 郵便局は、昔から「町の便利なお店」として、たくさんの人に親しまれています。

配達員さんのひみつと努力

  • 配達員さんは毎日たくさんの手紙や荷物を間違えずに、正しい住所へ届けるためにがんばっています。
  • 大雨や雪の日、暑い日や寒い日でも、安全に配達できるように工夫して、ルートを考えたり荷物の持ち方を工夫しています。
  • みなさんがきれいな字で住所や名前を書いてくれると、もっと早く、間違えずに届くようになります。
  • お手紙に「ありがとう」「おつかれさま」と書いてあると、配達員さんもうれしい気持ちになって、さらにがんばれます。
  • 実は配達員さんたちの仕事はとてもたいへんで、毎日何十キロも歩いたり、重い荷物を運んだりして、みんなのために力を尽くしているのです。

切手と郵便の歴史を知ろう

世界で初めて使われた切手

  • 世界で最初に切手が使われたのはイギリスです。1840年に「ペニー・ブラック」という黒い切手が発行されました。
  • それまでは手紙を受け取る人が配達料を払う決まりでしたが、切手ができてからは送る人が前もって料金を払うしくみになりました。
  • このアイデアがとても便利だったので、世界中の国で切手を使うようになりました。
  • 今では国ごとに色々なデザインや金額の切手があり、切手のコレクションも世界中で人気です。

日本の切手と郵便のはじまり

  • 日本で最初の切手は「竜文切手(りゅうもんきって)」と呼ばれ、1871年に作られました。
  • 明治時代に郵便のしくみが作られて、どんな田舎や島に住んでいる人にも、同じように手紙が届くようになりました。
  • 戦争や大きな災害があっても、郵便は人々の気持ちや大事な情報を伝えてきました。
  • 今では昔の切手はとても貴重で、博物館や切手展などで大切に展示されています。コレクターの間では高値で取引されることもあります。

切手のデザインの工夫と楽しみ

  • 日本の切手には四季の花や動物、観光地や伝統文化、人気のアニメやキャラクターなど、たくさんの絵柄が登場します。
  • 記念切手や特別切手、新しいデザインが発行されるたびに集めている人も多く、郵便局で限定発売されることもあります。
  • 外国の切手も国ごとに特色があって、世界の文化や歴史、動物や自然を学ぶことができます。
  • 最近は「ふるさと切手」や「アニメ切手」など、楽しいシリーズも増えています。
  • 切手を集めることで、社会や歴史、文化について学ぶきっかけにもなります。

切手と郵便のひみつ・役立つ知識

切手の正しい貼り方と大切なルール

  • 切手は手紙やはがきの「右上」にまっすぐきれいにはるのが決まりです。
  • 切手の金額が足りない場合は、手紙が戻ってきたり、受け取る人に追加料金を払ってもらうこともあります。
  • 海外に送る場合は、国際郵便やエアメール用の特別な切手や、青色のエアメールシールを貼る必要があります。
  • たくさん送る場合や重い荷物には、それにあった切手を何枚も貼ります。複数の切手を組み合わせても大丈夫です。
  • 切手を貼る位置がずれていたり、汚れていると、機械が読み取れない場合もあるので注意しましょう。

切手の楽しい集め方とコレクション

  • 切手にはデザインや大きさ、時代や国によってもいろいろな種類があります。
  • 切手帳やアルバムにまとめて、自分だけのコレクションを作ると、たくさんの発見や驚きがあります。
  • 世界中の切手や、家族・友だちからもらった手紙の切手を集めてみたり、イベントや展示会で珍しい切手を見るのもおすすめです。
  • 切手の歴史や、なぜその絵柄なのかを調べると、社会や文化についても学べて楽しいです。
  • コレクションした切手を交換したり、学校で発表したり、自由研究にする子もいます。

郵便をもっと便利に使うアイデア

  • 最近ではスマートフォンやインターネットで切手を買えるサービスも増えています。
  • 荷物の追跡や配達日時の指定、コンビニや宅配便ロッカーで手紙や荷物を送れる便利なサービスも登場しています。
  • 「お年玉付き年賀はがき」や「絵手紙」「暑中見舞い」など、手紙を出すだけでなく、楽しみ方もたくさんあります。
  • 誕生日やお祝い、感謝の気持ちを手紙で伝えると、相手にとって特別な思い出になります。
  • SNSやメールも便利だけど、「手書きの手紙」は相手の心に届く、あたたかい気持ちを伝えるすてきな方法です。

切手と郵便のトリビア・雑学(表でわかりやすく!)

郵便・切手の雑学ポイント・歴史活用例や身近な豆知識
世界初の切手1840年イギリス「ペニー・ブラック」世界中にコレクターがいて、今も人気。最初は黒色だった!
日本初の切手1871年の「竜文切手」昔の切手はコレクションや展示で高い価値がある。博物館で見られることもある
切手の値段手紙の重さや送り先、送る方法(速達・国際など)で変わる海外や特別な場合は「エアメール」シールや追加切手が必要
切手のデザイン季節、動物、キャラクター、名所、記念日など、多種多様限定切手や記念切手もあり、集めて楽しむ人が多い。切手展も開催される
郵便局のしくみ集めて分けて運び、配達する。さまざまな乗り物や人の工夫で早く届く配達員さんの努力や機械の活用で、正確に安全に全国どこでも届けられる
切手の集め方切手帳、アルバム、家族や友だちの手紙から集めて保管。自由研究にも世界や日本各地の切手、思い出の切手がたくさん集まり、自分だけの宝物にできる

まとめ:切手と郵便は思いをつなぐ大切なしくみ

切手は、手紙や荷物を遠くへ運んでもらうための「きっぷ」や「お金」のような役割があり、とても大事な存在です。郵便のしくみは、配達員さんやたくさんの乗り物、郵便局の人たちが協力して、ぼくたちの大切な手紙や荷物を安全にすばやく届けてくれます。

切手にはいろんなデザインや歴史があり、集める楽しみも広がります。手紙を出すことで、気持ちや思いを伝えたり、集めた切手で世界のことを知ったり、郵便や切手のひみつをもっと調べてみましょう!これからも、家族や友だち、大切な人に手紙を書いて、切手や郵便の魅力や感謝の気持ちをたっぷり感じてみてくださいね!

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