「朝はさむいけど、お昼はあつくなるのはなんで?」「夜はまたすずしくなるの?」と不思議に思ったことはありませんか?
この記事では、朝と夜で気温が変わる理由、太陽の光と地面・空気の関係、季節ごとの違い、気温の一日を通した変化、そして自分でできる気温の観察と楽しみ方まで、徹底的にわかりやすく大ボリュームで解説します!
朝と夜で気温が変わる理由は?
地球が自転しているから
地球は24時間かけて一回転する「自転」をしています。この動きのせいで、私たちがいる場所は一日のうちで太陽の光が当たる時間と当たらない時間があるのです。太陽の光が当たっているときは地面や空気があたたまって気温が上がり、夜になって光が当たらなくなると、だんだん冷えて気温が下がっていきます。
太陽の光が「熱」を生み出す
太陽の光は「エネルギー」のかたまり。その光が地球に届いて地面や建物、木や川に当たると、そこから「熱」が生まれます。熱は空気にも広がるので、昼間は気温がどんどん高くなっていきます。
地面や空気があたたまるのには時間がかかる
朝、太陽が出てきても、すぐにあたたかくなるわけではありません。地面や空気には「熱をためこむ力」があり、太陽の光が何時間もかかってじわじわあたためていくのです。そのため朝はまだ冷えていて、昼ごろになるとやっと気温が高くなります。
夜は熱が空に逃げていく
夕方になると太陽がしずみ、地面から少しずつ熱が宇宙に逃げていきます。夜のあいだは太陽の光がこないので、地面や空気が冷たくなり、気温も下がります。特に雲がない夜や風がある夜は、熱がすぐに逃げるので朝方はとても冷えることが多いです。
太陽の光と気温の関係を深く知ろう
太陽の光があるときだけあたたかい
太陽が空に出ていると、光とエネルギーが地球に届きます。地面があたたまると、その熱は空気にも伝わり、気温が高くなります。反対に太陽が見えないと、地面は熱を失って冷たくなっていきます。
太陽の高さ(角度)がポイント
朝や夕方は太陽が空の低いところにあり、光がななめに当たります。こうなると光が広く分散されて、地面をあたためる力が弱くなります。昼ごろは太陽が空の一番高い位置にきて、光がまっすぐ当たるのでエネルギーが強くなり、気温も高くなりやすいです。
雲や風の役割
雲があると太陽の光をさえぎってしまうので、気温が上がりにくくなります。でも、夜に雲があると今度は地面の熱が空へ逃げるのをふせいでくれるため、朝まで気温が高めになることも。風が強いと熱がはやくどこかへ運ばれるので、夜はよりすずしく感じます。
季節による気温変化のちがい
夏は昼が長くて気温が高い
夏は太陽が出ている時間が長く、空の高いところを通るので、強いエネルギーが地面にたっぷり届きます。だから朝から夜までずっと気温が高い日が多くなります。夜でもなかなか熱が逃げないので、寝るときも暑く感じることがあります。
冬は昼が短くてすぐに冷える
冬は太陽が出ている時間がとても短く、光もななめからしか当たりません。そのため地面や空気が十分にあたたまらず、朝も夜も冷え込みやすいです。雪や氷ができるのも、冬の気温の特徴です。
春・秋は気温のアップダウンが大きい
春や秋は日によって気温が大きく変わることが多いです。日中はあたたかくても、朝晩は冷え込むなど、気温差が大きくなりやすいので、服装にも工夫が必要です。
地域や天気でも変化がちがう
山や海の近く、都会や田んぼの中など、場所によっても気温の変化はちがいます。また、晴れの日、くもりの日、雨の日によっても一日の気温の流れが大きく変わります。
一日の気温の流れを時間ごとに見てみよう
朝(6時ごろ)
太陽が出てきても地面や空気はまだ冷えています。多くの日で一日の中で一番気温が低い時間です。ジャンパーや長そでが必要ですね。
昼前(10〜11時)
太陽の光が強くなり、地面がだんだんあたたまってきます。外で遊びやすい気温になってきます。
昼すぎ(13〜14時)
太陽が一番高い場所にいて、光が一番強く、気温がピークになります。しっかり水分をとって、熱中症にも気をつけましょう。
夕方(16〜18時)
太陽がしずみはじめて、地面の熱も少しずつ失われていきます。だんだんと気温が下がってきて、肌寒くなります。
夜(20時〜)
太陽がすっかりしずんで、地面の熱もほとんど空へ逃げています。気温がどんどん下がっていくので、毛布やパジャマであたたかくしましょう。
時間帯 | 太陽の位置 | 気温の特徴 | 体の感じ方 |
---|---|---|---|
朝 | 低い | ひんやり・さむい | 起きたばかりは冷える |
昼 | 高い | あつい・元気 | 活動しやすい |
夕方 | しずむ | すずしくなる | 服を1枚足したい |
夜 | ない | 気温が下がる | 毛布や上着が必要 |
気温の変化を観察して楽しむコツ
服装を気温に合わせて工夫しよう
朝は長そでやジャンパー、昼は半そで、夜はパジャマや毛布など、一日の気温に合わせて「重ね着」をしたり、着替えを工夫したりしてみましょう。
天気予報で一日の気温をチェック!
テレビやインターネット、スマホアプリの天気予報を使って、一日の気温の流れや最高・最低気温を調べてみましょう。外に出かけるときや運動のとき、とても役立ちます。
自分で気温をはかってみよう
おうちの外やベランダに温度計を置いて、朝・昼・夜に気温をはかって記録してみましょう。ノートにグラフを書いたり、その日の天気や体の感じ方も書くと、自然のしくみがよくわかります。
体で感じてみることも大事!
気温は数字だけでなく、肌や体で感じることも大切です。毎日同じ時間に外に出て、「今日はあたたかい?さむい?」と自分の体で感じてみましょう。
家族や友だちと気温の話をしよう
「今日は朝がさむかったね」「昼はとてもあつかったよ」「夜はもう毛布がいるね」など、家族や友だちと気温の変化について話してみるのも楽しいです。みんなの感じ方をくらべてみましょう。
気温の変化のひみつまとめ表
ポイント | 説明 |
---|---|
地球の自転 | 太陽の光があたる時間とあたらない時間があるので気温が変わる |
太陽のエネルギー | 光が地面に当たると熱になる。その熱が空気に伝わる |
地面・空気の性質 | 熱をためる・うしなうスピードがちがうので気温がゆっくり変化する |
季節や天気 | 夏は暑く冬は寒い、春秋は変化が大きい。雲や風でも変わる |
一日の気温の流れ | 朝が一番寒く、昼が一番暑い。夜に向かってまた冷える |
観察・楽しみ方 | 服や記録で工夫。天気予報や体感で気温の変化を感じてみよう |
まとめ:気温の変化は地球のリズム!毎日を元気に楽しくすごそう
朝と夜で気温が変わるのは、太陽の光や地面の熱、空気の動きや季節のちがいが関係しています。一日の気温の流れを知ることで、天気や自然のふしぎがもっとよく分かり、毎日を楽しく工夫してすごすことができます。
これからは「今日はどんな気温かな?」「どうしたらもっと快適にすごせるかな?」と考えながら、元気に毎日をすごしてみましょう!