はじめに|災害時にスーパーの商品が消える理由
地震・台風・豪雨などの災害が発生すると、多くの人がスーパーやコンビニに殺到し、あっという間に生活必需品が売り切れ てしまいます。
物流の混乱や停電、供給不足が重なると、 1週間以上商品が補充されないケースも あります。そのため、事前に備蓄をしておかないと、食料や生活用品が手に入らず、避難生活がより過酷なものになります。
本記事では、災害時にスーパーで最初になくなる商品と、その代替品や備蓄のポイント について詳しく解説します。
1. 食料品で最初になくなるもの
長期保存できる主食
- 米・パックご飯(炊飯が不要なものは特に売り切れやすい)
- パン・缶入りパン(賞味期限が長いものほど早く消える)
- インスタントラーメン・カップ麺(お湯さえあれば食べられる)
すぐに食べられる食品
- レトルト食品(カレー・牛丼・親子丼など)
- 缶詰(ツナ・サバ・焼き鳥・フルーツなど)
- 冷凍食品(調理不要のピラフ・チャーハン・パスタ)
代替品や備蓄のポイント
- アルファ米を備えておく(お湯・水で戻せる)
- 冷凍食品は停電時を考慮して優先消費
- 缶詰はタンパク質補給もできるため、多めにストック
2. 飲料・水関連でなくなるもの
すぐに売り切れる飲料品
- ミネラルウォーター(2L・500mlともに)
- スポーツドリンク(熱中症・体調管理に必須)
- 紙パックの野菜ジュース・豆乳(栄養補給用)
代替品や備蓄のポイント
- 1人1日3L×7日分の水を確保
- 粉末スポーツドリンクや経口補水液を備える
- ウォータータンクや浄水器で水を確保
3. 生活用品でなくなるもの
衛生用品・トイレ用品
- トイレットペーパー・ティッシュペーパー
- 除菌アルコール・ウェットティッシュ
- マスク・生理用品・紙おむつ
照明・防寒関連
- 乾電池(単1~単4、特に単1・単2が枯渇)
- 懐中電灯・LEDランタン・カセットボンベ
- 使い捨てカイロ・毛布・防寒着
代替品や備蓄のポイント
- 非常用トイレを備える(水不要で使える)
- 充電式ランタンやソーラーライトを活用
- 使い捨てカイロを1週間分以上確保
4. 燃料・電力関連でなくなるもの
すぐに品薄になる燃料
- カセットコンロ・カセットボンベ
- ガソリン・灯油(車中泊避難者が増加すると枯渇)
- 固形燃料(コンロや携帯ストーブ用)
モバイルバッテリー・電源関連
- スマホ用モバイルバッテリー(大容量タイプが人気)
- ソーラーパネル・手回し発電機
- ポータブル電源(停電対策に必須)
代替品や備蓄のポイント
- カセットボンベは1週間分(1人3本以上)確保
- 車のシガーソケットから充電できる機器を準備
- ポータブル電源は家電対応のものを選ぶ
5. その他の意外となくなるもの
災害時に意外と売り切れる商品
- ゴミ袋(排泄物・避難所の仕切り用)
- ラップ・アルミホイル(食器を汚さず使う)
- 使い捨て食器(紙皿・紙コップ・割り箸)
子ども・高齢者向け必需品
- 粉ミルク・ベビーフード(特に缶入りが品薄に)
- 介護食・やわらか食品(高齢者向け)
- おもちゃ・絵本(子どものストレス対策)
代替品や備蓄のポイント
- ゴミ袋は多用途に使えるため多めに準備
- 食品用ラップは傷口の保護や防寒にも使える
- 赤ちゃんや高齢者用の食品は長期保存タイプを選ぶ
6. まとめ|スーパーの商品がなくなる前に事前に備えよう
災害が発生すると、一斉に人々がスーパーに押し寄せ、商品が瞬時になくなります。
事前の備蓄が重要なポイント
- 食料は最低3日分、できれば1週間分備える
- 飲料水は1人1日3L×7日分を確保
- トイレ・衛生用品・燃料・照明をリスト化して準備
- スーパーが品薄になる前に備蓄し、ローリングストックを活用
今すぐ防災リュックと家庭の備蓄を見直し、必要なものを準備しましょう!