はじめに|津波(つなみ)ってどんなもの?
「津波(つなみ)」という言葉を聞いたことがありますか?
津波は、海の水がとつぜん大きく動いて、すごいスピードで陸に押しよせる波 のことです。
津波は地震(じしん)が起きたときに発生することが多く、海の近くに住んでいる人にとってとても危険です。でも、津波についてよく知っておくことで、安全に避難することができます!
この記事では、津波がどうやって起こるのか、どんな影響があるのか、そして安全に逃げるためのポイント をわかりやすく説明します。
1. 津波ってどうして起こるの?
1-1. 地震が原因で起こる津波
- 海の下で大きな地震が起こると、海の水がもち上がる
- その水がドドーン!と広がって、大きな波になる
- 波は海の上をすごい速さで進み、陸にぶつかると大きな被害を出す
1-2. 地震以外で津波が起こることもある?
- 火山の噴火(ふんか)で海の水が大きく動くと津波が発生
- 大きな氷山(ひょうざん)が海に落ちても津波になることがある
- とても大きな土砂くずれ(どしゃくずれ)が海に落ちたときも津波が発生する
1-3. 津波はどれくらいの速さでくるの?
- 深い海の中では、新幹線と同じくらいの速さ(時速800km)で進む
- 陸に近づくと波がどんどん大きくなる
- ときにはビルの高さより高くなることもある!
2. 津波が来るとどうなるの?
2-1. 津波の大きさ
- 小さな津波は50cmくらい(でも流されることがある)
- 大きな津波は10m以上になり、建物や車をのみこんでしまうことも
- 2011年の東日本大震災では、最大40mの津波が発生した!
2-2. 津波のこわさ
- 波がとても速く、気がついたらもう目の前にあることも
- 水の力がとても強く、人や家を簡単に押し流してしまう
- 流れたものがぶつかると、ケガをすることがある
2-3. 津波のあとの危険
- 海水が町に流れこみ、しばらく引かないことがある
- 流されたものがたくさんあるので、歩くときに注意が必要
- 電線が切れていたり、水が汚れていたりするので安全確認が大切
3. 津波が来たらどうすればいいの?
3-1. 「津波警報(けいほう)」を聞いたらすぐに行動!
- テレビ・ラジオ・スマホのアラームで警報を知ることができる
- 警報が出たら「すぐに高い場所に逃げる!」
- 迷わず、大人といっしょに避難(ひなん)することが大事!
3-2. どこに逃げればいいの?
- 津波が来ない「高い場所」に行く(ビルの3階以上や山の上)
- 「津波避難ビル」と書かれた建物があれば、そこに行く
- 海の近くや川のそばにはぜったいに行かない!
3-3. 津波は1回だけじゃない?
- 最初の波が来ても安心しない!
- 何回も大きな波がくることがある
- 津波警報が解除(かいじょ)されるまで避難を続ける
4. 津波にそなえるためにできること
4-1. 家族と避難場所を決めておく
- 家族と「津波が来たらどこに逃げるか」を話し合っておく
- 避難場所の確認をして、実際に行ってみる
- どの道を通ると安全か考えておく
4-2. 「津波ハザードマップ」を見てみよう
- 住んでいる町の「ハザードマップ」を見ておく
- 津波が来る可能性のある場所を知っておく
- どのくらいの高さの津波が来るのかをチェックする
4-3. 津波避難の練習をする
- 学校の防災訓練(ぼうさいくんれん)にしっかり参加する
- 「津波警報が出たら、何分で避難できるか」試してみる
- すぐに動けるように、防災リュックを準備しておく
5. まとめ|津波から命を守るために
津波はとてもこわいですが、正しい知識を持ち、しっかりそなえれば、安全に避難することができます!
大事なことをおさらい!
- 津波は、地震や火山の噴火などで海の水が大きく動くことで発生する
- 津波はとても速く、数分で陸に到達することもある
- 大きな津波は10m以上になり、町や建物をのみこんでしまうことも
- 津波警報を聞いたら「すぐに高い場所に避難」することが大切!
- 家族と避難場所を決めたり、避難の練習をしたりして、しっかりそなえよう!
津波についてしっかり学んで、大切な命を守る準備をしておきましょう!