はじめに|洪水(こうずい)ってどんなもの?
「洪水(こうずい)」という言葉を聞いたことがありますか?
洪水とは、大雨がふったり、川の水があふれたりして、町や田んぼ、道路が水にしずんでしまうこと です。
大きな洪水が起こると、家や車が流されたり、学校やお店が使えなくなったりすることもあります。でも、洪水がどうして起こるのかを知り、しっかりと準備をすれば、安全に避難(ひなん)することができます!
この記事では、洪水のしくみや影響、そして洪水が起きたときの安全な過ごし方 について、小学生のみんなにもわかりやすく説明します。
1. 洪水はどうして起こるの?
1-1. 洪水が起こる原因
- 大雨がたくさんふると、川の水があふれる
- 台風(たいふう)や梅雨(つゆ)で雨が続くと、水がたまりやすくなる
- 山の木が少なくなると、雨水が地面にしみこみにくくなる
1-2. どんな場所で洪水が起こりやすいの?
- 川の近くや、低い土地(とち)では水がたまりやすい
- 田んぼや広い道路では、水がなかなか流れずにたまることがある
- 大きな町でも、水の流れをとめるものがあると、洪水になりやすい
1-3. 洪水はどのくらいの速さで起こるの?
- 大雨が数時間つづくだけで、あっという間に水があふれることもある!
- ゆっくり水がたまることもあれば、一気に水が押し寄せることもある!
- 「氾濫(はんらん)」すると、川の水がいっきに町へ流れ込むこともある
2. 洪水が起こるとどうなるの?
2-1. 水にしずむ場所がでてくる
- 道路や家が水の中にしずんでしまう
- 学校やお店が使えなくなることがある
- 車が水につかって動かなくなることもある
2-2. 強い流れにまきこまれることも!
- 水がとても強い勢いで流れることがある
- 川の水があふれると、人や物が流されてしまうこともある
- 水のなかにあるものにつまずくと、動けなくなることがある
2-3. 洪水のあとの問題
- 水が引いたあと、泥(どろ)やゴミがたくさんのこる
- 水道や電気が使えなくなることがある
- 雨水が汚れてしまい、飲めないこともある
3. 洪水が来たらどうすればいいの?
3-1. 「洪水警報(こうずいけいほう)」を聞いたらすぐに行動!
- テレビ・ラジオ・スマホのアラームで警報を知ることができる
- 警報が出たら「すぐに高い場所に逃げる!」
- 迷わず、大人といっしょに避難(ひなん)することが大事!
3-2. どこに逃げればいいの?
- 洪水が来ない「高い場所」に行く(ビルの2階以上や山の上)
- 「避難所(ひなんじょ)」と書かれた建物があれば、そこに行く
- 川や用水路にはぜったいに近づかない!
3-3. 水が引くまでは外に出ない
- 水が引くまで家のなかで待つことも大切!
- 足元の水が浅くても、中に流れがあることもある
- 無理に水の中を歩くと、見えない穴に落ちることもある
4. 洪水にそなえるためにできること
4-1. 家族と避難場所を決めておく
- 家族と「洪水が来たらどこに逃げるか」を話し合っておく
- 避難場所の確認をして、実際に行ってみる
- どの道を通ると安全か考えておく
4-2. 「洪水ハザードマップ」を見てみよう
- 住んでいる町の「ハザードマップ」を見ておく
- 洪水が来る可能性のある場所を知っておく
- どのくらいの高さまで水がくるのかをチェックする
4-3. 洪水避難の練習をする
- 学校の防災訓練(ぼうさいくんれん)にしっかり参加する
- 「洪水警報が出たら、何分で避難できるか」試してみる
- すぐに動けるように、防災リュックを準備しておく
5. まとめ|洪水から命を守るために
洪水はとてもこわいですが、正しい知識を持ち、しっかりそなえれば、安全に避難することができます!
大事なことをおさらい!
- 洪水は、大雨や台風などで川の水があふれることで発生する
- 洪水はとても速く広がり、町や道路が水につかることがある
- 洪水警報を聞いたら「すぐに高い場所に避難」することが大切!
- 家族と避難場所を決めたり、避難の練習をしたりして、しっかりそなえよう!
洪水についてしっかり学んで、大切な命を守る準備をしておきましょう!